No.3556 小豆島


吉村

月日 11月22日~24日
<参加者>
小此木、三谷
<行動記録>
 22日午前7時に横川駅北口を出発、9時10分に新岡山港に到着するが、9:20発フェリーは順番待ちの車や観光バスが列を成しており、一便待たされて10:30の便に乗り込む。土生港に11:40に着き、早速スーパーを捜して食料を買う。今回参加の3人とも、小豆島の岩登りは初めてなので、今日は拇岳の取り付き地点と、今晩の宿の橘の神社の確認、吉田の岩場の様子見をする。橘峠で三角錐をした迫力ある拇岳が目に飛び込んできた。登っているクライマーが見える。まず橘の集落に着いて、神社を車でうろうろと捜すが分からず、小さな商店の親父さんに教えてもらう。神社の板間は三方は壁で、水道やトイレもあり(大の扉が壊れていたが)、私たちには快適な宿になった。近くの民家に行き、「神社を使いたいのだが」と申し出ると、「空いていれば使っていい。使用料は要らないが、気持ち分はここで預かっています」とのことで、千円を手渡す。明日登る予定の「赤いクラック」の取り付きを捜すべく、拇岳登山道を、青いペンキに沿って登って行くが、樹林帯の中は岩峰が望めず、またうろうろする。どうやら、青ペンキは一般登山路を示しており(考えてみたら当たり前)、違う踏み跡をたどると、どうやらそれらしい赤いクラックがあった。これで間違わずに、明日は取り付けそうだ。一旦下山して、車で吉田の岩場と 吉田温泉を偵察して、夜は小此木シェフのホルモン鍋の宴に突入して行く。
 23日9時に取り付きに着くと、既に3人の先行パーティーが登り始めており、順番待ちとなる。その先行パーティーにはどうやら2人は新人の様で、もたついて時間が掛かりそう。10時に三谷-小此木が登攀開始。ちょっとしたアクシデントがあった吉村は、拇岳全体の他のルートや下降コースの確認のため歩く。赤いクラックは最初の1Pは、名のとおり赤いクラックを右上していくのだが、2P以降はルンゼ状の壁に入り、A0をまじえて左上直上を繰り返すので、ルートファインティングが難しく、神社にあった雑記帳にも「間違えて、2ピッチパスしてしまった」とある。今回は先行パーティーに付いていったので、間違えようがない。三谷-小此木は15:30にようやく取り付きに戻り、休憩の後、吉村-三谷で正面壁一般右ルートにトライ。下から見ると簡単そうに見えたのだが、上部に行くにしたがって立っており、右へのトラバースは緊張させられる。40m1ピッチで終了し、懸垂で降りる。夜は地物のアジとイワシの干物を焚き火であぶり、昨晩に続き小此木シェフのピリカラ鍋に舌鼓を打ちながら、更けていった。
 24日は、吉田の岩場に移り、トップロープで各自4~5本ずつ登った。ここは駐車場からのアプローチが0分で、5.6から5.11まで揃っており、お手軽クライミングが楽しめる。12時30分に終了し、土生港14:30のフェリーに待たずに乗れ、18:00広島に帰り着いた。
 今回しっかり下見していますので、今度は金曜日夜発の土日で行きたいと思います。

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