No,3972 大野権現山~船倉山  (係)武田


武田

月日;11月7日(日)
<行動記録>
 朝、家を出るときは、曇天。予報では、雨ではなかったはず。参加予定のあいこさんは体調不良のため、欠席。髙田さんからは、8時に「今、起きた。」との連絡が入った。今回は、縦走のため、出発時間を遅らせると日暮れとの戦いになりそうで、吉和行きのバス便もあまりないので、今回は不参加ということにさせてもらった。しかし、宮内串戸駅にも、誰もおらず、参加者0という山行となった。
 吉和行きのバスに乗り、佐伯工業団地で降車する。「中峠」は、今は「佐伯工業団地」がバス停の名前になっていた。10年前の「ひろしま百山」では、大野権現山から船倉山は縦走できるようになっているが、ここ最近の山行をネットで調べても、縦走している山行文献は1件しかないので、登り口だけでも探すつもりで、雨の中、青光園団地の一番奥にある登山口から、登りだした。高度を稼ぐにしたがって、ガスか濃くなっていく。しかし、渡りの鳥たちの群れが頭上を何回も通り過ぎていき、深山の趣があり、雨の山もいいなと、一人山行に答えを無理矢理見つけて歩いた。急坂が続き、巨岩の間を縫って登っていくと、山頂に着いた。記念写真ならぬ、証拠写真を取って、おむすび岩へ向かう。
 一人で歩くため、笛をピーピー鳴らして歩いていたが、ここから先は、おおの自然観察センターからの登山者も多いので、安心して歩けた。もみじの紅葉もきれいだが、この登山道はシロモジの黄葉が明るく、たいへん美しい。二つ目の目的の落ち葉拾いをして歩いたため、時間をだいぶオーバーして、おむすび岩に到着。岩の上にのっているだけのおむすび岩は、不思議な光景である。
 ここからは、東に縦走路があるはずであるが、何回か藪の中につっこんでみたが、わからない。入る度に全身がぐじゅぐじゅになってしまう。晴れていれば、再度チャレンジするのだが、今回は雨も降っているので、ベニマンサク湖に一度降り、再度、船倉山に登り返すこととした。
 ベニマンサク湖の一番北から佐伯上峠への道は、幅2m位草が刈ってあり、歩きやすくなっていた。分岐には、左大野権現山の表示と草はかぶっているが、山道もある。今度逆縦走をして、おむすび岩のどこに出るのか調べてみたい。
 烏帽子山は、烏帽子岩への表示と、白い標識柱があるだけだ。ここからは、赤や白のスズランテープが1mごとに下がっていたり、有刺鉄線もあったりして、松茸山なのかも知れない。明石や黒折などいろいろな登山口があるので、船倉山への表示はポイントポイントできちんとされている。船倉山からは、白糸の滝を目指して降りるが、まさ土で、シダが足下を覆っているので、滑りやすい。展望のよい急な下り坂で、雨も止み、一瞬宮島と王舎城が見えた。
 王舎城からは車道を下り、山陽自動車道高架をくぐって、中山に出る。中山トンネルへの道がわからず、高見まで出てしまった。永慶寺川にそって高見への途中、一里塚もあり、西国街道の一部の名残を見た。更地あたりで振り返ると船倉山が見えた。山陽新幹線をくぐり、深江と歩き、宮島口駅に出て、今回の山行を終えた。
<コースタイム>
中峠8:55―大野権現登山口9:20―大野権現山10:00~10:10―おむすび岩11:00~11:05―ベニマンサク湖11:40~12:00―烏帽子山12:40―船倉山13:35―王舎城14:20―宮島口15:30

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