No,3920 白木山   (係)野田


野田 岳人

月 日 11月15日(日)
参加者 武田、多賀谷、小屋田、三谷、野田
<行動記録>
 紅葉も始まり、もう少しで冬も近い。なまった体に負荷を掛けて冬山に備えるため、本日は白木山を歩荷することにした。
 白木山は市内から近い大きな山であり、日曜の朝8時代の芸備線は明らかに登山客と分かる人で溢れている。本日の参加申し込みは、武田さん、久しぶりの多賀谷さん、もしかしたら合流できるかもの小屋田さんである。
 朝 芸備線で待っていると、武田さん、多賀谷さんと合流。電車は登山客だらけのまま出発した。途中、上深川で三谷さんと合流。テントをザックに忍ばせての登場だった。白木山駅に到着すると乗客のほとんどが下車。皆さん、向かわれる道は我々と同じ、白木山である。
 こんなところを冬靴で歩くのは私一人と思いきや、武田さんも冬靴を用意されている。さすがは山岳会という感じである。しかし、今日の背中は重い。登攀具と冬装備をとりあえずザックに放り込んできたので、計ってはいないがそれなりに重い。足もプラブーツで固めてなお重い。
 登山口から4名でゆっくりと上がる。いつもの山岳会ならば、わき道から沢に沿って上を目指すのだろうが、今日は歩荷している上、プラブーツであるので勘弁してもらい、通常の登山道をゆっくりと上がっていく。思ったほど気温は高くないが、重さと体がなまっているので汗がほとばしる。途中、ウェアを調整しつつ5合目でいったん休憩を取った。休憩中、武田さんの足がやはり靴ズレしだしたとの事で心配である。とりあえず、応急処置をしたようである。
 ここから先は、係りのペースはダウン、ゆっくりと体を上に押し上げて行く。夏場は体調不良だったという多賀谷さんは快調に歩を進めている。かなり元気になられたようで安心である。三谷さんも忙しい合間に参加して下さったようであるが、元気に歩を進める。足取りが重いのは係りのみである。
 気が付いたら、コースタイムどおりに山頂へ到着。おなかも減ったので昼食を兼ねて、大休止。その間に三谷さんはテントの確認を済ませる。山頂は風が冷たく、秋の深まりを感じた空気だった。しかし、コースが悪いのか紅葉している木々はほとんど見られない。
 ここからは鬼ヶ城へ向けて歩き出す。係りは久々のアイゼン歩行を確認しながら下るが、あっという間に足は落ち葉ワカンの状態となってしまった。
 途中、徐々に紅葉している木々が目に付くようになる。どうやら植林地帯を歩いていた為、あまり見つけられなったようである。
 林道への合流地点で、前方から小屋田さんが登場。どこの藪から出てくるかと思いながら来たが、前方からこられました。夜勤明けとのことで、無理しないで頂きたいとは思いましたが、ありがたい参加でした。合流した場所が中途半端だったので、小屋田さんはそのまま山頂まで向こうとの事で、すれ違いになり見送ることに。
 我々は途中、道迷いの登山者と話をして、上深川への下山ポイントへ。ここで、係りは昼食時間をとる事を忘れていました。正確には山頂で食べていたので、もう済んだと思い込んでいましたが、あれは食べれる方だけでもう少し経過してから取りましょうと話をしていました。大変、大変申し訳ありません。
 そこで、下山ポイント脇の林道で昼食を取り、休憩していると、登ってきた尾根がよく見える。その沢沿いが紅葉で真っ赤になっていました。紅葉を見るならば、あの沢を上がるのが正解のようです。ただし、ガレているのでプラブーツはやめた方が良いです。
 昼食後、急斜面を下り、沢道を歩くと集落へ。思ったよりは速いペースで駅に到着し、非常に余裕をもって岐路に付くことができました。
 最近には珍しくいろんな方に来て頂き、楽しい山歩きになりました、ありがとうございます。

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