No,3886 経小屋山 残念尾根 (係)武田


武田和美

月日 3月15日(日)
参加者 宮重(重)、山本(文)、福永
<行動記録>
 大野浦駅から残念社まで西国街道を歩く。途中には西国街道の看板や一部分だけの石畳も残っている。石亭脇の道を山側に入り、突き当たりを左に折れ、山陽道の高架をくぐれば、残念さんの参道である。残念さんの東の鉄塔の所から残念尾根に取り付く。
 途中、兜岩までは、下見の時に下刈りをしていたので、1時間半で兜岩までいくことができた。しかし、下見から1ヶ月も経っており、この暖かさでサルトリイバラがまたもや伸びており、宮重さんの剪定鋏が威力を発揮した。山行打ち合わせの時、岩場の下見をし、残念さんまで下って、神社尾根から登り返すと言っていたのだが、「ロープも持ってきているから、大丈夫!」の宮重さんの言葉に励まされ、このまま稜線を詰めることとした。大きな岩を登ったり、巻いたりして、どんどん高度を稼いでいった。春の日差しが暖かく、大野浦の瀬戸がきらきら輝き、真っ青な空と白い花崗岩、そして新緑、本当に美しかった。しばらく行くと、どうしても巻くことの出来ないリッジ状の岩場がでてきたので、福永さんはハーネスをつけ、宮重さんにフォローしてもらいながらそこを抜けた。誰がつけたのか、何の役にも立たない細いくさりがぶら下がっていた。ルートを確認するために、武田が先行し、左岩稜終了点と思われる所で休憩をとった。
 12時近いが、残念尾根を抜けるめどがつくまで、昼食はおあずけとした。というのも、そこから上を見上げると、まだまだブッシュが続いていたからである。ここからの藪は、半端じゃなく、有刺鉄線のようなサルトリイバラが絡み合い、胸までのシダで、足下は見えず、鳴川ルートとの出合いまで、1時間半藪こぎならぬ、イバラこぎをした。縦走路に出たときは、ほっとした。
 西展望台で遅い昼食をとり、経小屋山山頂に向かう。田部さんシリーズのように、三角点で記念撮影をして、下山した。いろいろあったが、鳴川ルートをそのまま下り、玖波駅まで歩き、今回の山行を終了とした。
 <コースタイム>
大野浦駅8:50―残念尾根取り付き9:30―左岩稜終了点12:00―鳴川ルートとの出合い13:20―西展望台13:30~14:00―経小屋山山頂14:25―鳴川タンク15:40―玖波駅16:20
 

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