BBQと天狗石山から毛無山縦走


吉岡 好英

個人山行・BBQと天狗石山から毛無山縦走                         吉岡好英
2017年7月29日~30日
参加者:亀井、会員外4名
 2017年7月29日 6月に天狗石山へ行ったとき、天狗石山荘のオーナー(元会員:佐々木さん)から「蛍を見に来ない?」と誘われていた。7月29日、30日が都合が良いと連絡が入る。
亀井が久しぶりに天狗石山から阿佐山を歩いてみたいと言っていたので、誘って29日15時前、廿日市を出発。天狗石山荘に入る前、下山する毛無山登山口(林道)の様子を見に行ってみる。先日の大雨の影響か、道路は数カ所崩れていたが何とか車は通れた。登山口の確認を済ませ山荘に行くと、参加者夫婦の車が到着したところだった。明日の下山後、時間短縮のため一台の車を毛無山登山口へ回送しておく。歩けば40分くらいの距離だ。山荘オーナー夫妻と我々5名が揃ったところで、囲炉裏を囲んでBBQの始まり。肉、魚介類、野菜など炭火で焼いて食べる。この時期に屋内でBBQは暑いのでは?と思っていたが、標高が高い(762m)せいか暑さなど感じることはなく美味しく頂く。若い人は知らないが佐々木揵吉さん、三好さんの話で盛り上がる。(お二人は前牛小屋高原ヒュッテの建築功労者)
30日、朝食を済ませ天狗石山荘から6名で登山開始。天狗石山への登山道は乳母御前峠への谷沿いに歩くが、谷を横切る手前まで結構藪が被っており泥濘んでいるところが多い。谷を横切るとブナ林となり歩きやすい。この辺りで一名は脱落。しばらく登っていくと標高1036mの峠に到着する。ここで小休止をとり天狗石山へ向かう。積雪期は山スキーを楽しめる場所だ。ブナの林間を上っていくと、やがて大きな岩が見えてくる。この岩を回り込むようにして上がると天狗石山頂上へ出る。展望台の下にはオオヤマレンゲを見ることができ、霞んでいなければ三瓶山なども展望できる。先が長いので早々に出発。登山道をしばらく歩くと林道に出る。林道は深山へ下る道とキナイ原への道に分かれている。キナイ原への林道に入り、しばらく進んでいくと空き地がある。以前はこのあたりに防衛省の無線中継所があったが今は無くなっている。登山道は笹が被っているが問題なく歩くことができ、林の中を進んでいくと三ツ石山の標識がある。縦走路は緩いアップダウンを繰り返していくと稜線左手(島根県側)にアサヒテングトンスキー場のリフト終点駅が見えてくる。登山道脇には杉の木とブナが融合したような木を見ることができる。縦走路はしっかりしており歩きやすい。やがて瑞穂ハイランドスキー場にでる。リフト山頂駅の下で昼食とする。ここは日陰で風も少しあるので気持ちいい。昼食後、スキー場から再び登山道へ踏み入れる。少し下って登り返すと阿佐山頂上へ。さらにブナ林の中の緩い登山道を下ると深山への分岐・二十丁峠の標識がある。毛無山への尾根はアップダウンも少なく登山道もしっかりしている。広いので登山道を逸れないようにしなければならない。二つのピークを越えたところで大暮に下る登山道の分岐となる。このまま直進して毛無山へと向かう。毛無山頂上は広いが展望はきかない。大暮への下山道は来た道を少し引き返したところにある。谷に出たあたりで稜線から下っている登山道と合流する。しばらく下っていくと登山道は林道によって分断されている。ここから昨日、回送した車で天狗石山荘へ帰る。スイカとコーヒーをご馳走になった後、解散する。
亀井と歩いたのは20数年前の夏、針ノ木岳から五竜岳を歩いて以来となる。
コースタイム
天狗石山荘(9:15)~(10:36)天狗石山(10:45)~(12:25)瑞穂スキー場(13:15)~(14:45)毛無山(15:00)~(15:30)林道へ下山