陶ヶ岳最南峰マルチワールド


宮重(直)

 11月19~20日
参加者 横山、三谷、川﨑、平本、徳永、赤井(親子)、山本(文)、沖本


 19日(土)

 雨?また雨?これで何週目の雨の週末?1週休んでまた雨。この予報に土曜日帰り組みと九州一人旅はキャンセル、まあ、当然でしょう。で、参加したおバカさん(注:会報10月号)は総勢9名、+リンちゃん。事前の文さんへのSOSで入手した情報で、土曜日の歩きのコースを決めました。キャンプ場から歩いて登れる山、大海山。大回りなら福西山、小回りなら勘十郎山を縦走して1週コース。

 山口支部と合流してまずは買出し、全ての食材とアルコールを買い込んでキャンプ場へ。赤井ちゃんと文さんはお留守番ということで、7人で出発。キャンプ場で開催されていた他会のロープワークに対抗して我々は出発前のストレッチ、しかも、ダイナミック。横から見てるととっても楽しそうに見えるんですよね、これが。身体も温まるし実際、良い準備運動だと思います。気になる方は例会に参加してみてください。

 さて、標高324m~246m。壮大な竹林。足元はよく整備されていて、雨の後でも足元のびしょびしょ感はゼロ。雑木林にかわるといくらもしないうちに稜線の展望台へ。すぐ足元に海が見えてしばし見とれます、しかし風はなく、この湿気でみんな汗だく。あとは、高速道路のような稜線を快適に歩き大海山山頂、勘十郎と縦走。勘十郎は西と東と2つピークがあり、岩がごつごつと見えて見栄えがよい。海も良く見えて、曇り空からかすかに漏れた光が海を照らしていた。キャンプ場が真下に見えて、周辺の地形がよくわかる。横山さんの防災地形解説ですこし勉強してから下山。

 キャンプ場は貸しきり状態となっており、夜の部スタート。ここからはもう係の出番はなく、赤井家の焼肉装備に着々と準備がすすめられ、焼肉宴会の始まりである。時刻にして5時30分。早っ。


11月20日

 8時に出発するつもりで起床を7時にしたものの、朝ごはんをガッツリ食べていたら遅くなりました。というわけで、1泊2食で米2キロ完食したのでありました。お~ヤバッ。

 予定よりやや遅れて亀山へ。オッキーと今村夫妻はすでに取り付いておられました。さて、この日の亀山は大盛況。まず、手前の広場で1団体がスクール開催中。講習中の人を掻き分けて、横山さんと川﨑さんは今回の目標ルート、ビスケット~南峰見聞録へ。送り出して第2目標の南峰デピュタンのを見ると、ここはびっしょり。で、いつもの広場へ。ここで、クラギ新人さんたちはビレイとラッペルの再確認作業に入ります。登ろうとしていたルートのほとんどが諸々の理由で登れなかったものの、この広場では赤井クラギチーフが果敢にトップロープを張りまくり、皆さん、楽しんでいただけたようでした。
 
亀山は頂上付近に岩場が点在していて、ルートの終了点は非常に見晴らしが良く、格別の充実感が味わえます。リード&フォローで登った日にゃそれはもう!!この一年のクラギの成果があじわえるかなと思ったのですが、今回はその意味では不発に終りました。
 
 川﨑さんは、相変わらずラッキーな男で、横山さんとその、サイコーのロケーション(南峰見聞録、アルピナカンテ)を堪能したようです。次に続けと、徳永さんを送り込んだのですが、まだ、楽しむ域ではなかったようで、その疲れ果てた表情をみて、係、思うのでありました。来年は登りこみの年にせんと。

 ということで、みんなそれぞれ登って終了しました。最後に、山口でもみんなにかわいがられているオッキーを見て、安心したのであります。

 前夜からお付き合いくださった今村ペアもこの人の多さにいろいろ気を使ってくれたのですが、我々はこれでも十分でした。また、歳々いろんなルートを紹介してもらいたいと思うのでありました。心強い味方ができた気分であります。
 山口からも懐かしい顔が参加してくれて、いろいろとフォローしてもらいました。クライミングしているとそんな意味でもいいことたくさんあるなって感じました。

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