窓ヶ山


元廣

<月日> 4月15日 
参加者:横山、名越、三谷、元廣、平本、徳永、保見

係の横山さんから、勤務の都合でいつ帰れるかわからないという連絡があり、6名で憩の森駐車場をスタート。保見さんが入会後、例会に初参加ということもあり、名越さんの提案で窓ヶ山の全容を把握するために本峰(三角点)まで歩くことになる。東峰頂上の展望台には、いたる所に盛り塩がなされており、ちと不思議(宗教的儀式?) せっかくなので、先週のザイル祭にひき続き安全登山を祈願しておく。東峰から鞍部に下る途上で岩場を見つける。トポと照合したところ、Bフェースであった。5.9が3本。名越さんによると、やさしいけど、ボルトが遠く、老朽化しているので、けっこうこわいとのこと。今回は見学だけ、次回はトップロープでさわってみよう。三角点まで上がり、キレットに戻る途中、小祠の藪路を南面に少し下ると、名無しルートの終了点(?)に出る。かなり昔のルートで、取り付きにはラッペルで下りたつしかないらしい。春霞か、黄砂か、山桜がぽつぽつと見え、なかなかの眺めと高度感である。トップアウトできたら、気持ちよさそうだが、現在は登られてないルートだけにデンジャラスな予感が…。登山道沿いの岩場を一通り見て回ったので、キレットに戻る。岳連スタッフのMさんが来ておられたのでご挨拶。窓ヶ山といえば、第一・二スラブばかりが登られ、他の岩場は自然に帰りつつあるルートが多いのですが、Mさんはじめ有志の方がルート再生整備に尽力しておられます。ということで感謝しながら、キレットのルートを登らせてもらいます。でももう12時なんです、お腹がすいた、お昼は?と言う間もなく、名越さんはトップロープをセットしに行っちゃいました。さすがに遠征をひかえて気合い入ってはります。春合宿組も、新人さんも、とっととハーネスつけてるし。トップロープで3本登りました。

「一手で終わり 5.9」取り付きの一手が核心、ボルダチック。室内壁をやっている人は有利かも。終了点近くのフレークは剥がれそうなので要注意。
「ボルトが遠い 5.9~おまけカンテ 5.10a」つなげると26mで長い。保見さんはクライミング2年ぶりとのことですが、ノーテンでした。素晴らしい。
「マムシクラック 5.9」Mさんおすすめでしたが… フィンガー、ハンド、フィストと多彩なジャムを駆使する好ルートのはずですが、痛い、つらい、苦しいルートでした。取り付きがかぶってるし、体も心も打ちのめされます。マゾなあなたはぜひトライを。

横山さんが勤務の合間に、様子見に来られ、挨拶だけされると、トンボ帰りされました、素早い。時間がたつにつれ、風が出てきて、谷やから陽はささんし、クライマーが蝉状態になると、ビレイヤーは寒い。Mさんによると、夏は湿気て、冬は寒いので、キレットの岩場で登るのは季節を選んだほうがよいとのことでした。各人、ほどよく登って、下山、17:30解散としました。

行ったことのない山、岩場、ルートっていつでもわくわくします。普段は行かない岩場をご紹介いただき、名越さんありがとうございました。今期も新人さんの加入で、よい雰囲気になりそう。おいていかれんようにせんと。

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