砲台山  (係)武田


武田

月日 12月5日(日)
参加者;髙田
<行動記録>
 小春日和の瀬戸の海を渡る。きらきら海が光って美しい。
 先週の80周年記念式典の折、田部さんから砲台山から宇根山も縦走できると伺い、調べてみたが、探してもわからなかったので不安のまま、三高港を出発した。島を周回している道路を西に美能方面に進む。貴船神社を過ぎ、防空壕跡も残る道を30分歩くと、工場跡地がある坂道を登って、砲台山林道に入る。5.7㎞もの長い長い林道で、山の斜面をジグザクにぐんぐん高度を上げていく。ジグザグが終わって西斜面に出ると、美能の牡蠣筏が模様の海が見え、心を和ませてくれる。道が尾根をまたいで北側斜面に変わり、しばらく登ると左側に車止めをした細い道が現れて、やっとで山道を歩けるようになった。
 この道は、尾根のピークにある砲台跡に続いている。日清戦争時代に山頂に砲台が築かれ、今もその名残が残されて、現在は「砲台山森林公園」として整備されている。南砲台跡との鞍部に駐車場もあり、車で来た老夫婦とすれ違った。石造りの宿舎跡と煉瓦造りの砲台跡は大変立派なものであった。南砲台跡を通り、さらに南に進むと、東屋がある砲台山頂に着く。少し早かったが、宇根山まで縦走する力をつけようと、昼ご飯をとる。
 さらに、尾根伝いの道を行くと、砲台山林道と合流した。それを下っていくと三高から是永に通じている市道との三叉路に出るのだが、高さ15~16mのコンクリートを吹きつけた法面か延々と続いている。宇根山への登山口があるだろうと思いこんでいただけに、困ってしまった。
 地元の方に聞いてもよくわからなかったので、その方が三高水源地からならあるかも知れないと言われたので、その言葉にすがって、三高水源地に注ぐ小川を詰めていった。40分ほどブッシュの中を突き進んだが、竹と茨の蔓の藪は手強く、やはりだめであった。
 三高水源地から、電照菊のハウスを見ながら、三高港まで下っていった。山道より車道を延々と歩いた山行であった。忙しかったとはいえ、下調べを十分せず、山行をしたことは反省すべきで、今後気をつけたい。
<コースタイム>三高港9:55―砲台山登山口10:20―林道分岐10:50―砲台山頂11:15~30―林道合流11:45―三高・是永線林道合流11:55―三高水源地分岐12:05~13:05―三高港13:35

コメントを残す