田部さんシリーズ(蓮華寺、高城、八世以山)


武田

No.3824 蓮華寺、高城、八世以山( 田部さんシリーズ32回) (係)武田
月日 2008年1月20日
<参加者>福永、池野、野田、岡村
<行動記録>
 田部さんシリーズも4年目に入った。今回は天気も悪いとわかっていたので、参加者がいるかどうか心配だったが、4名の参加者があり、ほっとした。 雨の中、安芸中野駅に降り立つと、これから登る瀬野の山々は、白くなっている。早速、雨支度をすませ、蓮華寺山を目指す。駅前の道を北西に細い車道を登っていき、突き当たって右の階段を上がると、蓮華寺に出た。お寺の左後ろの尾根を登る。高度が上がるにつれて、だんだん雨からみぞれに、そして雪に変わっていった。中心広場では5㎝の積雪。「雪の上を初めて歩きました。」と、岡村さん。広島とは思えないくらいの雪景色。岡村さんだけでなく、みんな感激している。蓮華寺山頂で証拠写真を撮って、高城山へ。
 湿っぽいからか、靴の底に雪がへばりつき、歩きにくいこと、歩きにくいこと。でも、下りの時がもっと悪かった。このルートはとても歩きやすく整備されているが、落ち葉の上に雪が積もり、滑りやすい。高城山までのアップダウンでは、木の根にのって、何回も滑って転びそうになる。水越峠からは超急登で、高城山に着く。晴れたら、展望もよくのんびりできるのだが、風も出てきたので、頂上の三差路からの急下る。田部さんの本のF地点「立石へ」の看板からも超、超急坂である。昼過ぎには下山しようと言っていたが、意外に雪道の急下りで時間がかかってしまった。立派な階段を下り、みどり坂団地の北西のはしに出た。団地の道路の法面をずるずると下り、県道33号線に出る。
 下れば、雨。雨の中をアスファルトの道路を歩き、榎山のバス停から、北に道をとる。だんだん車道が細くなった所で、右側の竹藪の中に巡視路を見つけると、Sの標識が。しかし、山の中の車が入るところ、御多分にもれず、ゴミの山があり、残念なことだ。12時も過ぎ、野田さんのエネルギータイマーも切れかかり、「おなかがすきました。」の言葉。少し登り、ゴミが見えなくなったところで昼食タイム。
 気温も少し上がり、雪が湿り気を増し、靴裏にくっつき、登りなのにすべってしまう。今日の最高到達点P514は東中倉山の標識があり、そこを下ると、煉瓦造り建物がある。旧軍の高射砲陣地跡?を二箇所左下に見て、八世以山を目指す。積雪も10㎝になり、まるで、雪山。靴でけり込みながら歩くことを岡村さんに伝えて、気をつけて歩く。P459のからの下りは今日の下りの中でも一番悪かった。ロープが張ってあるが、足下も悪く、こわいくらいだ。K地点から八世以山をピストンする。
 「イバラで埋まり、通れるところを選って」と書かれていたので、計画時にいちばん心配だった下りの道は意外と通りやすく、小沢の右側に着いており、テープの印もしっかりあった。廃池の跡を抜け、草の茂った広い荒れ地が左に見えると車道に出る。舗装車道に変わって、30分歩き、瀬野駅に着いた。
 天気が悪く、展望は望めなかったが、冬景色を愛で、雪と戯れ、しっかり歩いた山行だった。
<コースタイム>安芸中野駅8:40~蓮華寺山9:30~高城山10:50~みどり坂11:30~八世以山登山口12:15~12:40~八世以山14:20~瀬野駅15:45
 

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