田部さんシリーズ(岳山・荒谷山・日裏権現山)


武田

月日 4月27日(日)
<参加者>古屋田、山本(文)、野田、岡村、大江(入会希望)
<行動記録>
 田部さんシリーズもあとわずかになり、まだ登っていない岳山と日裏権現山をつないでの歩荷山行として、計画した。野田さんは忙しい仕事の合間をぬって、岳山だけアイゼン歩荷をし、古屋田さんは夜勤明けに荒谷山からの参加をされた。
 アストラムライン大原駅に集合したのは、女性4人。くすのき台行きのバスに後ろ髪を引かれながらも、バスには乗らず、奥畑川・椎原川にそって歩く。椎原の共進ハイツ団地外れの広島自動車道の高架橋で車を置きに行った野田さんと合流できた。緩い林道を歩いていくと、姫路峠に出る。ここでプラブーツにアイゼンをつける野田さんに先行して、登りの山道に入る。「先に行ってください」の言葉に、安心してどんどん高度を稼ぐ。途中古い峠跡にある「G」のポイントの木が倒されていたので、しっかり地面にさしておいた。山頂には、今年の3月に建てられた『嶽山』の真新しい記念碑があった。岳山は芸藩通史にも「多計山」と記述が残る由緒ある山らしい。樹林を切り開き、明るい山頂であった。しばらく待つと20㎏を担いだ野田さんが上がってきた。東に1分の所は南面を伐採され、これから行く荒谷山や広島市の南の山々が見渡せた。右に道をとり、南に急尾根を下る。地元の山の会が植生の看板をつけたり、千年杉の案内板を作っておられたが、古屋田さんが荒谷山頂で待っておられるので、先を急いだ。
 広島自動車道をまたぐ橋で野田さんと別れ、幸神から境原の車道を東に上がる。青原神社、境原調整池から細坂川にそって、林道を上る。山道に「O」のポイントを見つけたので、少し下って、右に沢を渡って、植林の端を右上する。田部さんは、超急登を15分と書いておられたが、それは半端じゃない超、超、超急登で倍の30分もかかってしまった。南稜に上がり、傾斜も緩くなったので、先を急いだ。途中、藪こぎもしたが、新人の2人もぴったり着いてきており、安心していたが、強い日射と高い気温で軽い熱射病になったらしく、大江さんは昼食をとれない様子だ。南峰で横になって、少し休養してもらう。しばらく休んでいると吐き気も収まったようで、荒谷山を目指す。山頂から、「ヤッホー」の古屋田さんの声が。3時間も待っていてくださったのだ。記念写真を撮って、あさひが丘に下る。
 日裏権現山は、本では往復で1時間。甘く見ていて、ここだけは田部さんシリーズの地図をコピーしていなかった。住宅詳細図を頼りに歩いたのが、敗因。登り口を間違えてしまい、団地の北端まで行き、犬にほえられながら、うろうろしてしまった。藪の中をつっこもうとする私を山本さんは的確な判断でいさめてくださり、正しい道へ。しかし、この登りも荒谷南稜への登りに匹敵するくらいきつかった。アストラムライン上安駅まで、バスで戻り、今日の山行を終了とした。
 登山口を間違えたり、途中で道を失ったりして、時間もかかり、ひっぱりまわしてしまいましたが、皆さんよくついていてくださり、ありがとうございました。特に、3時間も待ってくださった古屋田さんありがとうございました。また、岡村さんは合宿には参加しないにもかかわらず、ザックに水入りペットボトルを入れ、8時間歩き通すガッツを見せてくださり、頼もしく感じた山行でもあった。
<コースタイム>
アストラムライン大原駅9:10~椎原10:15~姫路峠10:40~岳山11:05~11:40~幸神12:15~荒谷南稜13:10~荒谷南峰13:40~14:15~荒谷山14:30~あさひが丘15:00~日裏権現山16:35~16:50~あさひが丘中バス停17:15

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