沢登り・内黒山ヤシキ谷


元廣

8月26日(日)
参加者:吉村、福永、平本、徳永、兼森

牛小屋ヒュッテ見分会終了後、沢登り組は下山口である内黒峠に、車をデポ。沢支度して、ヤシキ谷取付きに移動。駐車地点から少し下って、入渓した。好天で、気温は30度弱か、沢登り日和である。当初、前夜の打ち上げを考慮して、易しめの沢でクールダウン、滝のミストで和みましょう企画だったのですが…

入渓地点から、沢は狭く、水が少ない。倒木もあり、藪がうるさく、源流部の趣である。ここらへんは、想定内なので、どんどん進む。難しいところはない。
ルートは、800m付近で二俣があり、そこを右に行くのが唯一のポイントである。出発前に確認したら、高度計を持っている人がいなかったが、さすがにわかるだろうとたかをくくっていた。しかしどこが分岐なのか、注意していたつもりだが、全く見当たらない。1時間半程歩くと、沢はますます水が減り、倒木は折り重なり、完全に藪沢と化す。やっと4mほどの滝が出てくる。水があれば、ちょっとしたシャワークライミングになるだろうが、ちょろちょろの流れを、階段状のためさっさと登る。過去の遡行記録では、20mの大滝が出てくる頃合だが… ルートを間違ったことに気づいたが、もはや後戻りもできず、そのまま遡行する。8mほどの、そんなにきれいでもない滝が出てくる。ホールドがあるので、吉村さんがノープロで登り、お助け紐を出した。滝を登ると、上流は藪でつめれそうにない。12時になったこともあり、昼休憩とする。皆、すっきりとしない思いに口数が少ない。
靴を履き替え、左の尾根に上がる。急登を木登りすると、笹原となり、30分ほどで内黒山頂に。登山道に出て、ハーネスを外す。ここでサプライズ、ドタ参の福永さんからお手製ビッグゼリーがふるまわれた。美味い(というかこのゼリーに救われた…感謝)。下山、15分で内黒峠に到着。取付きで、再度入渓点を確認。昨日、大前さんに教えてもらった通り、間違いない。ここ以外にありえない。
はたして、後日徳永さんから送られてきたGPSログを見ると、予想通り、左谷を登っておりました。後から考えると、1箇所だけここかなと思うところがあったのですが、涸れて水がなかったので、無視して進んでしまった。あそこで立ち止まって確認すべきだった、って今だから言えます(言い訳)。皆様、すみません。盛夏に藪沢とは…とほほ(リベンジせねば)

<コースタイム>
9:30 入渓 ~ 11:30 階段状の滝 ~ 11:45 8m滝 ~ 12:00 遡行終了 12:30 ~ 13:00 内黒山登山道 ~ 13:30 内黒峠

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