極楽寺山


西村

2020年6月14日(日) 係:西村
吉村、三谷ご夫妻、松林、上田、田中

<行動記録>
 西村お初の係担当。当初、吉和冠山を松ノ木峠から登る計画を立てたのだが、梅雨入りし1週間前からでも雨が降ると予想できた。気象情報によると呉方面は昼まで持ちそうな予報だったため、代替え案として絵下山を考えてみた。登山口や駐車場事情、雨が降る前に下山するならばどのルートがいいのか、調べたり確認する日々が続いた。しかし、前日になると呉方面も雨の予報に変わっていた(ToT)。なので、昼までに登って下りれる極楽寺山(吉村さん提案)へ計画の変更をした。

 午前8時、宮島SA裏の極楽寺山登山口に集合。天候は朝からずぐずついているので、念のため傘を手に出発する。西村初めての極楽寺山、いきなりの珍百景?に驚かされた。木の幹がガードレールを食べていた。こうなるまでに、どれくらいの時間がかかったのだろうか。

木に注意

 山の中へ入っていくと吉村さんに次なるチェックポイントを教えてもらった。熊の爪痕、そして熊棚。熊棚の真下には葉っぱの食べくさしがたくさん落ちていた。熊も高いところで、いい景色を見ながら食事を楽しんでいるのかもしれない。

 ここから先の雨の極楽寺山の登山道は、しっとりとしていて何かのお話に出てきそうな雰囲気だった。霧に包まれた木々や、強く生えているキノコや小さな花。展望は良くなくとも、こんな天気だからこそ見れる風景もあるのだと、穏やかな気持ちになれた。

極楽寺山頂661m

 ちょっとしたものも観察しながらゆっくりと登り、9時50分、山頂に到着。天気が良いと瀬戸内海の絶景が見下ろせるようだが、もちろん真っ白。なので休憩がてら、各自お寺散策。お堂のドアを開くと、8mの阿弥陀如来大仏さんが静かに座っておられた。

 この日はちょうど「極楽寺山睡蓮まつり」の期間中とのことなので、蛇の池まで足を延ばすこととした。蛇の池入口にある人口の沢には、モリアオガエルの卵がぶら下がっていた。これまた初めて目にする光景に、興味深々。

モリアオガエルの卵

 しっかり観察を終えて池に到着。咲き誇っている美しい色の睡蓮の花と葉っぱ、大きな口をあけて泳ぐ鯉や亀たちは、霧に包まれとても神秘的だった。

咲き誇る睡蓮

 あれこれ満足したところで突然雨が土砂降りとなり、とりあえず近くの売店横の休憩所へ向けて避難。田中さんの傘はいつの間にか半分破れてあまり機能していなかったが、本人はあまり気にしていない様子だった。休憩所で時間を潰し、土砂降りも少し落ち着いたところで記念撮影をし、12時20分下山した。

傘、いいの?

 今回も初体験が多く、素敵な山行となった。初の係も何とか終わってホッとした。案内してくださった吉村さんをはじめ、皆さまお付き合いいただきありがとうございました。また次回もよろしくお願いします。

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