本匠フリークライミング


赤井美穂

3月24日(土)~25(日)(係)赤井

参加者 宮重夫妻、中島(&龍樹)、川崎、平本、徳永、赤井(鈴)
 

 毎年恒例となりつつある初春の本匠クライミングツアー。今年は連休が続かずどうしようかと思っていましたが、「春の本匠が呼んでるぜ~!」。ということで、土日を使って決行することにしました。
 そして、今回のメインは・・・タツっさん。鹿児島からお父さんに連れられて、初の岩場デビューです。それから新人さん達。シーズンの始めに「もう新人とは呼ばせない。」素晴らしい登りを見せるのでしょうか。


 24日早朝(4時阿品)出発として、一路、九州を目指します。広島は金曜日から降り続く雨。高速道路を西にとばしていきますと、少しずつ雨脚は弱くなりつつある?雲は薄くなってる?九州に突入するころ明るくなり、大分に入る頃に雨の気配がなくなってきました。佐伯ICに付く頃には、日射しも明るく地面も乾いている様子。順調に走って9時半にはやよいの道の駅につきました。道の駅と近くのスーパーで、今晩の夕食材料をたんまり購入。本匠村に着く頃には、雨の気配は全くなくなりました。しかし風がものすごく強く、道路には小枝がばらばらと落ちております。でも晴れです。登れますね。はい。
 今晩のお宿、小半森林公園バンガローは貸し切り状態らしく、本来なら13時チェックインの所を10時過ぎにあけてもらいました。バンガローに荷物を積み込んで、11時の中島家到着までは時間があったので、宮重家を筆頭に係以外は先行して登りに行ってもらうことに。神社近くのエリアのうち、ひどい強風を避けるために神社の木々に囲まれた前高エリアで登ることにしました。

 で、はるばる南国からお越しの中島家と合流したのは、12時過ぎ。ロングドライブお疲れ様でした。龍樹くん、りりしい眉毛ですね。さすが、薩摩隼人。すぐに鈴とも打ち解けて、楽しくいろいろな遊びに興じておりました。

 大人はというと、クライミングです。栄作さん、直子さんがトップロープを張られ、川﨑・中島・徳永・平本は少年少女(5.9)からスタートし、天井階段(5.10b)、表参道(5.10b)に果敢にチャレンジをしておりました。栄作さんは赤門(5.11c/d)にトライ、後にRP。直子さんは「ここ行ってみるわ~。」とニョロ(5.10c)をオンサイト。係はしっかり直子さんムーブを見てフラッシュ。あまり登られていないようで粉っぽいルートではありましたが、上部のムーブが面白かったです。それにしても、ゴーゴーと強風吹きすさぶ音のする中で、このエリアは天国のように静かです。ゆったりとクライミングを楽しむことが出来ました。

 さて一日もあっという間に終わり、引き続きメインの夕食、炭火焼き肉です。今回は大きめのバーベキューコンロです。オートキャンパーを自称する川﨑さんが火をおこし、今回の戦艦炭火の艦長です。予定では楽しい焼き肉大会となる予定でした。が、風は容赦なく体温を奪っていきます。火のそばから離れると寒いこと、寒いこと。今回も初春の九州をなめていたか?そんな中、川﨑艦長は、船員が春の強風耐寒焼き肉大会の戦線から次々と離脱していく中で、最後までホルモンの面倒をみておられました。ま、船長は沈みゆく船を捨てて逃げるわけにはいきませんからね。早々に、小屋の中に避難した根性なしの船員達は思い思いに好きなだけお酒を飲んでおりましたとさ。久しぶりのねこしとの再開に、話は合宿のことやら、会のことやら、来年度のことやら。話は尽きないまま、夜は更けていきました。


 翌朝は、6時半起床。ゆっくり朝ご飯を食べて片付けが済んだらクライミングです。今日はとりあえず魚道エリアかなぁと思って行ってみました。途中までのアプローチは良さそうでしたが、最後で丸太渡り。川幅は1m位あるようです。見る限り大人でもあやしい感じで、夏合宿の恐怖を思い出し少々腰が引けてきます。なおのこと5歳児担いであの丸太渡りは、ちょっとねぇ。3歳児タツさまの「ムリっ」という一言で、井上タワーに変更。河原に荷物を広げて、昨日とは打って変わった穏やかな日射しの中、昼までクライミングをしました(といっても、河原に着く早々、石投げ大会と化していましたが)。

 アップにと、にっ○んノア(5.8)、と○たセレナ(5.10-)に登っているところで、中津山岳会の方と合流しました。直子さんが連絡を取って下さったおかげです。新しいエリアの情報とまたまた差し入れを頂いてしまいました。いつも本当にありがとうございます。さて、栄作さんは庚申さま(5.11n)をオンサイト。そのヌンチャクを借りて、直子さん、赤井とチャレンジし、何とかフラッシュすることができました。上部がかなり被っていましたが、ホールドが良くて良かったです。

 今日は広島に帰らなくてはならないので、12時位を目安に終了と考えていました。皆さん、少ない時間ながら頑張って登りました。川﨑さんは幾つかリードもしました。時間になったので、中津山岳会の方々とは河原でお別れをして、13時過ぎに本匠を後にしました。その後、噂のうどん屋で食事をして、お風呂に入って、15時前に中島家とお別れをしました。渋滞に巻かれることなく、私達が広島に着いたのは20時過ぎで、みんなで廿日市のボリューム満点の中華料理を食べてから解散としました。


 さて、さて、今回のクライミングツアーでしたが、新人さん達の陰の努力が開花しつつあるようです。少しながらでも粘ってじっくり登っている姿にちょっと昔の自分を思い出し、そうやってじわじわ上達していくんだろうなと思いました。クライミングシーズンが始まりました。それぞれ、目指すところに向かって、みんなで登り込んで行きましょう。

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