早水渓谷


吉岡 好英

10月7日~8日
(係)大前恒雄
<参加者>吉岡、小泓、吉村、溝手、武田、多賀谷(重)、会員外:柳原、林
7 日 浜田自動車道・瑞穂ICを出たところで溝手車と合流。まだ早いが旭テングストンスキー場方面に車を走らせ、早水渓谷の入り口に向かう。車で川に沿って入ってみるが、少し入ると舗装はされているが両側から草が覆っているのでバックする。歩いて入っても今夜の宴会場の確保は難しそうだ。しかたなくスキー場へ行ってみる。テントを張らせてもらうよう交渉するが断られる。そこにあった付近の観光マップをみると、近くに都川(つかわ)川ふれあい水辺公園がある。ここならアズマ屋くらいはあるだろうと移動開始。車で走っても走ってもそれらしき公園は見つからない。20km近く走ったあたりでやっとカーナビに都川の文字が現れる。橋を渡ったところにアズマ屋を見つける。今夜の宴会場および宿はここでと思うが、近くにいたオジサンに水辺公園はどこかと聞くと、「3軒くらい先の民家のところを曲がったらあり、寝泊りもできるよ」と言う。さっそく係りに言って移動。先ほどの観光マップでは左に曲がり橋を渡ったところにあったので、アズマ屋横の道を遡っていく。いくら走っても見つからない。道路標識を見ると大佐山まで15km。もう引き返すしかない。引き返しながら探すと、何のことはない初めにいたすぐ近くにあるではないか。聞いたオジサンが待ってくれていたらしい。そこにはコテージが2棟。ここは有料。一段下に鍵の開いた、立派な建物がある。板の間と炊事場、それにテーブルが。小心者のワシらが無断で使うのも気がひけるので、連絡先に電話を入れてみる。使用許可がでる。これで暗くなっても安心して電気が使える。
さっそく今夜の鍋の支度。宴会も盛り上がる。空には十六夜の月が雲間から姿を現した。10時頃には横になるが、いびき、寝言が気になる。ワシはマットと寝袋を持って外のベンチへ移動。静かで気持ちよかった~。
8 日 何時か分からないが起きてみる。空はどんよりと曇っている。皆が寝ているところに行き、起こす。5時50分であった。昨夜の鍋にうどんを入れて食べる。いい味が出ており、ウマイ!コーヒーを入れて飲むのも忘れない。食後、早水渓谷入り口に移動。車一台を下山予定のテングストンスキー場に移動しておく。8時25分頃、行動開始。林道を遡り、地図にある二つの堰堤を越えたあたりで沢へ入る。何だかこの沢は滑りやすそうだ。まもなくズルッ、危うく転びそうになる。単調な川歩きである。突然、前方に三つ目の今までのものより大きな、予期していない堰堤が現れる。ここまで車が入られる。右岸を藪こぎで上に回り込むが、草に覆われているが階段があった。しばらく山師の使う道?を歩き、下りやすそうな場所から、再び沢へ。たまに淵があるが、大きな滝は出てこない。歩いているときはそうでもないが、さすがにこの時期、休むと身体が冷えてくる。「ホームページの写真に騙されたみたい」などと言いながら遡行していると、10mくらいの滝が現れる。左岸の岩を攀じ登る。さらに10分くらい上がると、もう少し大きな滝が。吉村君がリード、武田さんがサポートでザイルを延ばす。ワシは皆が登ると時間がかかりすぎると思い、右岸を巻いて滝の落ち口へ出て、高みの見物とする。皆も巻いて上がってきた。下から見ていた係りの恒さん、上がってきて、上部が悪いと滝の落ち口からシュリンゲを吉村へ。続いて武田さんも上がってくる。木々の間から光が漏れてきたので、稜線は近いだろう。この沢は稜線近くまで上がっており、沢の最上部から植林帯をしばらく歩くと、阿佐山から天狗石山への縦走路にでる。縦走路を右にとり、しばらく歩くとテングストンスキー場のリフト最上部が見えてくる。スキー場を下るが斜面は長く、年老いた男ども(みんな50歳以上でした)には膝にくる。やっと駐車場に着いたとき、ヤレヤレと思ったのはワシだけだったのでしょうか?
早水川の沢登り、ホームページの写真を見て期待していただけに、チョット物足りなさを覚えました。

入り口(8:25)—(8:46)入谷—(9:35)堰堤—(11:40)F1—(11:55)F2(12:20)—(13:40)終了点(14:05)—(14:20)稜線登山道—(15:10)駐車場
(GPSデータが途切れ途切れのため、時刻は正確ではありません)

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