恐羅漢スキーツアー


吉岡 好英

参加者:石田、久保(京)、横山、竹本、西田、楢原

寒波襲来で久しぶりに大雪になった。先週は内黒峠を越えて山小屋に入ったが、除雪が昨年までと違いいい加減にやっている感じがしたので、今回は年末に開通した大規模林道経由で入る。距離的にはチョット遠いが、片側一車線で安心して走れるし、時間もあまり違わないようだ。山小屋には石田さん、久保(京)さんの二人だけ。今回の寒波の影響か、水が止まっている。外は相変わらず雪が深々と降っている。西田、楢原そして二人の娘を連れて横山がやってくる。
翌朝、8時には出発を決めていたが、起きたのは7時30分。天気は悪いが予定どおり吉岡、竹本、楢原で恐羅漢山頂上からダイドコロ原を目指す。フリートレックデビューをメールで知らせてきた昔のお嬢さん?を待つが、この雪で恐れをなしたのか来ないので9時40分頃、スキー場を登り立山尾根へと向かう。初めてのスキーツアーとなる楢原を心配したが、フリートレックを履いて離れずについて来る。スキー場上部からトレースもなく、深雪に悩まされながらも順調に進む。予定通りに夏焼峠への分岐点に着く。ここからは国設スキー場から上がってきたボーダーの後について頂上へ。1時間40分だった。雪も降り寒いので、すぐにシールを外し滑降の準備に取り掛かる。ひとりスキーを担いで上がってきた。よく見ると久保さんだった。すっかり雪の下になっている三好さんに手を合わせ、久保さんと別れダイドコロ原へと下りはじめる。なんじゃー、これは? 膝までの深雪で少し重かったせいか?滑らない。おまけに倒木のそばに来ると、下が空洞になっているのか胸の辺りまで落ちてしまう。急斜面でもスピードが出なく、当てが外れる。ときどきガスで方向を見失うが、時々はGPSを出して軌道修正を図る。あえぎながらも滑り(歩き)?下りてダイドコロ原に出る。ふたたびシールを装着して林道を上る。ここは風が舞うのかほとんど雪のないところと2m以上の吹き溜まりとが交互にでてくる。ガスの中、林道終点から縦走路へと斜面を上る。縦走路に出たところで恐羅漢方面へ登り返し杉林尾根の上部へ着く。いつもならここから下部の杉林までは狭い潅木の中を快適に滑り下りるのだが、ここも雪を体の前で押しながら滑る。そんなことだから、すぐに止まってしまう。杉林まで下りたところで、楢原には水場のタンクの点検に行くよう指示をして、山小屋に帰る。帰着しシールを外したら、疲れがドッとでました。腹へったー。石田さん、久保さんは遅い帰りを心配して待っておられました。ありがとうございました。5時40分、山小屋を後にし、帰路につきました。あれー、見たことのある車が溝に突っ込んでいる。

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