安芸アルプス歩荷山行


桑田智美

2017年4月23日(日) 係:松林
参加者:横山、吉村、三谷、兼森、桑田、島本、川本
<アルバム>
<行動記録>
 JR瀬野駅7時半集合。締切を過ぎての参加者増に、係の松林君は「困った」と言いながらも嬉しそうである。合計8名。歩荷量は個人の力量により自由、とのことで、ザックの大きさの違いに次の山への意気込みを感じる。ちなみに私は、冬に北海道を満喫していたので、まったく歩けなくなり35リットルのザックで最小限の個人装備のみである。松林、川本の両エースは、ザックからチャップチャップと歩くたびに、ペットボトルから水の音が聞こえてくる。

 瀬野駅から2号線沿いの裏道を東へ進み、橋を渡って登山道入り口へ。横山さんが最初からリズムよく歩みを進める。衣服の調節を行う。天気も良くこの時期にしては温度は高いが、風が吹き気持ちが良い。山道に入ると自由人、川本君が重い荷物を背負いながらも、島本さんと話している。だんだんトップと差が開いてくる、係の松林くんが全体を見ながら「口が動くと足が遅くなるんだよね。。。」と嘆いている。送電線の位置と、地形図を見ながら坂山山頂へ、みんな時計の高度計でも確認。歩いていて、風も抜け本当に気持ちが良い。久々山の兼森さんと今日来てよかったと話す。だが鉾取山への道のりは急登だった。そして下降。又下りか、かかとも擦れて痛くなる、さすがの自由人も黙々と登っている。
 鉾取山の西峰(見はらし広場)で、証拠写真を撮る。何故だが脇の方に葉物野菜が生えていた。「これは何だ何だ?」と問答し、やはりレタスで落ち着く。アップダウンを繰り返し、山を縦走して行く。「そういえば、私はこのコース三回目だなあ。」「横山さん吉村さんは何回目だろう?」と考える。山道に桃色の花びらが落ちていると、どこの木か何の花か。山間に光が射すとその色で季節を知る、吉村さんには自然を感じる洞察力を教えてもらえる。

 整備された登山道を予定通り進む。去年7月に夏合宿トレで敗退した、新峠に着く。あの時は暑かったのと、天狗防山に行ったのが敗因だった。途中、赤穂峠で機材を持った6人と出会う。ここに東屋が出来るらしく、次回が楽しみである。金ヶ燈篭山 から林道へ下り、愛宕神社を見つける。社まで急階段が続く。みんな行きたくない風であるが、「これが人生最後だろう(また来る機会は無いかもしれない)」とザックをデポして上がり、一面の景色に大満足であった。だが、事件が起きていた。デポした横山理事長のザックの上に、川本君が自分のザックを置いていた(苦笑)。車道に出てほっと一安心だが、アスァルトで足がやられガックガクになり、虫の息でJR矢野駅に着く。時刻表を見ると、ちょうどの電車が後3分。係に早々の解散をお願いし解散となった。

 横山さんにはオレンジ。吉村さんにはカステラ。島本さんにはリンゴと数々の差し入れ、ありがとうございました。次回泊まりの山行があれば、幻の桑田手料理を振る舞いたいと思った。
今回、久々の参加で歩けるかどうか心配で荷物を軽くしたが、自分の行きたい山に向け努力を続けていかなければならないと痛感した。
(文:桑田)

<コースタイム>
7:30 瀬野駅 → 7:45 神原登山口 → 8:50 坂山  →  9:10 舛越峠 → 10:00 鉾取山→ 10:40 原山 → 11:10 天狗防山分岐  → 11:20 591m峰 →11:35 洞所山 →12:00 新峠  12:10 566m 峰 →  12:30 古峠 → 12:53 城山 → 13:25 赤穂峠→ 13:50 金ヶ燈篭山  14:05 → 14:23 串掛林道 → 14:35 愛宕神社→ 15:00 愛宕神社登山口 → 15:35 矢野駅
(記録:兼森)