奥三段峡 2002.9.28~29 


吉岡 好英

<参加者>三好、石田、山田(昌)、久保(京)、大前、小泓、尾添、中島、黒川
<記録>前夜は1年数ヶ月ぶりに山小屋へ来られた三好さんをはじめ、先輩の方々、中年元気組、新人の二人は夜遅くまで宴を開いていたようだ。
29日は参加表明のあった楳村を8:20まで待つが、現れないので奥三段峡へと向かう。山行の参加者は小泓、尾添と係りの吉岡、それに新人の中島、黒川の5人となった。キャンプ場の中の道を牛小屋谷へ。予想はしていたが、やはりほとんどの橋は腐り、落ちていた。昨年の冬、丸太橋から落ちたところは、やわらかい岩盤であったが1mくらい掘れており、深い淵となっていた。水の力は相当なものである。左岸、右岸と約一時間、道を下って田代の出合いの赤い橋についた。小休止の後、奥三段の出合いへと進む。計画では奥三段の出合いから右に支流があるが、これを遡行する予定だった。しかし、終了地点から夏焼峠への分岐点までが遠くなるので、奥三段峡へと変更する。9:30、出合いからすぐのところにある滝を避けるべく、巻き道へと登る。滝の上部で川原に下りて遡行を開始する。参加者には濡れる心配のない沢なので、軽登山靴で十分と言っていたが、なぜか岩が滑りまくるので初めから水の中に入る。小泓、黒川は沢靴を用意していた。沢の中を歩いたり、高巻きしながら11:30、畳ガ平下流の岩の上で昼食とする。そこを出発してすぐに畳ガ平だった。右岸、左岸と岩をへつったり、川の中を歩いたりするが軽登山靴は実によく滑る。カメラを濡らさないよう気をつけながら上流へと進む。ここで水の中に落ち、カメラを濡らしたら、誰かにおもいっきり笑われるだろうから、慎重そのものである。ヤバそうな淵は高巻きで逃げる。もうボチボチ、終了地点だろうと思うところの淵を高巻きしていると、無粋にもバイクの音が聞こえてきた。堰堤を上がり12:15、終了となる。
中の甲林道を夏焼峠入り口まで来るが、時間も早いので係りとしては珍しく、さらに林道を歩き、ダイドコロ原から恐羅漢頂上へ行くことにする。林道を他愛のない話をしながら、のんびり歩く。13:15、中の甲広場で小休止。ここからブナ林の中の道を頂上へ。道には最近倒れたとおもわれる、枯れたブナが道をふさいでいるところが数ヶ所あった。頂上へは14:10頃、到着。14:30、下山開始。立山スキー場横の階段を下っていると、ふくらはぎが・・・。少し休み斜面を下ると痛みは和らいできた。15:00、山小屋到着。石田さんはすでに帰っておられたが、他の方は遅い帰りの我々を待っておられた。どうもありがとうございました。
ごみの整理をして帰路につく。

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