土クラ in 天応


元廣

10月27日(土)
参加者:川崎、徳永、桑田、島本

夏合宿トレ以来の、天応である。10月は、天応で快適に登れる数少ないシーズンだが、墓場駐車場が駐禁になったせいか、あるいは午後から天気がくずれる予報のせいか、我々1パーティの貸切であった。

川崎・徳永コンビには、「好きなところを、好きなように登ってね」とおまかせ状態。まずは、基本からということで、第一ポピュラー2Pをセレクト。つるべで交互に登攀。徳永さんがセカンドビレイすると、何だかロープがだらーんとしている。川崎さんの「確保できてる?」コールがとびかっておりました。マルチピッチのロープワークについては慣れてもらうしかない。なめら岩の登りこみをおすすめします。

島本・桑田、新人コンビには、まずホワイトコンドルの下部をトップロープで登ってもらう。やさしすぎたか、楽々クリア。次におう角。核心部では、躊躇がみられたものの、二人とも(ほとんど)ノーテンで登りきった。それではということで、おう角終了点直下の名無しルートをトライしてもらう。ハングしている核心が一部もろいので、リードはおすすめしないが、トップロープでやると、けっこう面白いルートである。ホールドさえわかれば、何ともないが、はまると全く登れない。係の思惑通り、島本さんは敗退。しかし桑田さんは、核心で、クラックに右手をさしこめば登れるとわかった瞬間、ビレイ用の皮手袋をはめてジャミング、登ってしまった… 係は、あっけにとられたのだが、何も知らんということは、逆に柔軟な発想ができるということか、アルパイン向きかも、とあきれると同時にちょっと感動してしまった。
島本さんは、慎重にホールド&スタンスを探り、粘り強く登っていくスタイル。正反対に、桑田さんは腕力があり、高度に対する恐怖感もないのだろう。。豪快に(男らしく?)ぐいぐいと登っていく。室内壁通いも始めたらしいので、早く上手くなるかもですが、怪我しやすいタイプとお見受けしましたので、ご注意を。

13時過ぎ、お昼していると、雨がポツポツと。空は黒雲におおわれ、回復は見込めそうにない。銀座尾根に取付いた川崎・徳永コンビに撤退してもらい、登攀終了、下山とした。14時、墓場駐車場に着くと、「じゃ、室内壁とロープワーク、どちらにしますか」の声が。(実は係の心は、帰宅後のビールに傾いていたのだが…) その後、焼山公園に移動し、アブミ練習組とマルチピッチ予習組に分かれ、公園を散策する人々から質問を受けつつ、17時までみっちりとロープワークにいそしんだのでした。お疲れ様~、というかあなた達のやる気に感服しました。

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