右谷~寂地~吉和冠


徳永

2012年7月7日・8日
参加者:(前夜より)大前、安藤、吉村、川﨑、平本、徳永、(当日)武田、横山、保見、兼森

新人計画山行の話を頂いてから、何処の山にしようかと思い悩んだ結果、山を歩き始めるきっかけとなったブナがある山がいいなと思い、ブナなどの自然林があり心癒されるであろう、右谷~寂地~吉和冠の縦走を企画させていただきました。
山岳会に入会して初めての計画山行。どんな風にしたら楽しい山行になるのか・・・。以前に大前さんが前夜の楽しさを語られていたので前夜付きに。名越さんにテント借用を申し込んだところ、宴会用にとムーンライトテントを貸して下さいました。しかし最終的には小屋を使った為、使用できませんでしたが・・・。次回は是非使いたいな。前夜の食事は吉村さんがバーベキューを提案・準備して下さいました。
そして前夜。川﨑さんと平本さんと係は土クラに参加の後、17:30頃に寂地峡キャンプ場へ到着。前夜のエキスパートである御三方は、既に炭火も起こして準備万端。安藤さんが登山教室でご一緒していた前原さんを前夜に誘っておられ、7名で乾杯。バーベキューなので単純に肉だと思っていたら、いきなり出てきたのは蟹の足やマグロスライス。吉村さん、さすがです。発想が違います。その後も色々なものを食べて飲んで喋って、さすがにもう寝ようやと0:30頃に就寝。(一名はまだまだ~の様子でしたが)。実はその間に、島本さんから参加できなくなった旨の連絡が係の携帯電話に入っていたことに気付かず、平本さんより聞いたのでした。島本さん、申し訳ありませんでした。
当日朝は6:00起床。ご飯と味噌汁と玉子入り豚キムチを食べ、小屋を綺麗にして集合場所の駐車場へ。当日参加者の方々が集合時間前に続々と。大前さんが全車両を下山口へ置けるように手筈を整えて下さり、今回いちばんの心配事であった車の回送が無事終了。
準備運動をして、8:37出発、寂地山コースへ。五竜の滝(竜尾の滝、登竜の滝、白竜の滝、竜門の滝、竜頭の滝)は前週からの雨の影響で水量が多く滝を存分に楽しめ、木馬トンネルを過ぎてからの沢沿いの道は水と緑が美しく気持ちのよいところ。安藤さんもめずらしく写真を撮っておられました。しかし、何ヶ所かある木製の橋はヌメっており、危うく滑りそうに。
途中、メンバーの様子を見ながら大体一時間毎に休憩をとるように指示があり、時々後ろを振り返りながら歩き、間に休憩を入れて10:30ミノコシ峠着。
休憩の後、錦ヶ岳を超え11:01右谷山山頂。ここから小五郎山への道があるよう。機会があれば行ってみたいかも。しかし、木々の緑は心地良いのですが、風がほどんど無く暑かったのでここでも少し休憩。武田さんからオレンジを頂きました。そして再び、錦ヶ岳を超え11:31ミノコシ峠へ。
ミノコシ峠から寂地山へ向け出発してすぐに「カタクリ自生地」の看板あり。この辺りも保護区域になっているよう。カタクリの季節に縦走をするのもいいかも。「クマ注意」「マムシ注意」の看板もありましたが・・・。
12:24寂地山山頂、休憩。武田さんより化粧箱入りのバームクーヘンが丸ごと!!皆んなで食べました。武田さんのザックは容量以上のものが入る四次元ザックだな。と、いつも思う係でした。山頂に居らした何故かショルダーバックを持った青年に写真を撮ってもらい、12:45冠山へ向け出発。
この辺りから係はあることが少し不安になっていました。着実にピークを踏み踏み、時間も予定通り。いやいやそんなことが不安なんじゃない。これは・・・なんという歩き易い道・・・。中国自然歩道を歩いているだけ!?山岳会の山行として大丈夫!?皆さん楽しまれておられるでしょうか?係が力不足で申し訳ありません。
その後、所々にある分岐で山岳会らしく地形図を睨みながら行くと、「お~い」。夜勤明けで潮原登山口から登って来られた、横山さん!そして「オオヤマレンゲがまだ咲いとるよ」と。オオヤマレンゲの為にわざわざ留まっていただいていた様子。係は、オオヤマレンゲを見たのが初めてでした。意外と小さく儚げな感じの花なのですね。でも感動しました。ありがとうございます!
14:02冠山山頂。休憩。ここでも、武田さんからまたまたオレンジを頂きました(やっぱり四次元ザック・・・)。山頂から見えるクルソン岩は大きく感じました。
あとは、潮原登山口へ降りるのみ。ここからまた、心地良い自然林の緑のトンネルの中を抜けるように歩き、汐谷川を徒渉、ケルンを過ぎ、杉林の香りに包まれて癒されムードで鉄橋を渡り15:40下山。

この度は皆様のおかげで、初の計画山行を無事終えることができました。どうもありがとうございました。山行前、前夜の準備、車両の回送、山行中のすべてにおいてアドバイスや色々お気遣いをいただき、勉強をさせていただきました。私自身がもっと主体的に動くことが必要であったと感じています。次回に生かせればと思います。今後ともよろしくお願いいたします。

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