匹見・亀井谷 沢登り


松林

7月26日 係:松林
参加者:吉村(光)、元廣、兼森、桑田
<行動記録>
 続け様に台風が襲来する珍しい梅雨明け前後だったが、期待していた通りにこの日は晴れた。
 県道307号、上家屋遺跡付近の分かりにくい入り口から橋を渡り、亀井谷林道に入る。林道には車道に覆い被さるような倒木が3本ほどあったものの、枝が落とされていて辛うじて通行可。入渓地点の奥橋から1.3~1.4km、カーブが始まる手前でチェーンのゲートが現れ、この少し手前で駐車し、準備して歩き始める。
 9時ちょうどに奥橋を渡った右岸側から入渓する。先頭は吉村(光)さん。初っ端から “沢は2年振り”の桑田さんがトロトロしていたのを見たときは、「何しょーん!」と心の中で呟いたが、2~3分ほどで慣れてきたのか、普通のペースで歩けるようになった。
 20分ほどでF1。これは“登れる滝”のはずだが水量が多いのであっさり諦めて高巻き。F1からちょっとずつ小滝が出てくるのを期待していたが、小滝は15分に1回くらいだろうか。遡行図にある「S字ゴルジュ」も“歩き”で期待外れである。木の挟まった滝(F5?)を過ぎ、次はF6(?)。釜のある綺麗な階段滝の前で休憩も兼ねて証拠写真を撮る。
 ここまででは満足できない沢だったが、両岸壁が狭まったところにF7が現れ、係がロープを延ばす準備が始まる。陰、水飛沫が飛んで来る、という体が冷える条件はあったが、寒さではなく緊張で身震いする。左壁のガバを頼りにしてチョックストーンに乗り、倒木を潜って右のフェイスに出る当たりから水流を受ける。カムを一つ噛ませて一段、上段も気休めだがカムをまた一つ噛ませて登った。
 全員がF7を登り終え、再出発して10分ほどで右手斜面にキレンゲショウマの群生地が現れる。斜面下部ではほとんどが蕾だったが、陽当たりが良い上部では多くが開いているように見えた。この群落地を過ぎて左奥へ2段?3段?の滝を登り、また少し進んだらハーフハーフの二俣。右俣には傾斜の強い7~8m前後の滝が見えるが、左俣の段々(?)を登る。
 ここを過ぎると急に傾斜が緩くなって完全な歩きになったので、装備を解除し左に折れ、5分程で県境稜線の登山道に出る。少し下って分岐を亀井谷へ。踏み跡はしっかりしているが、トラバース部では幅が狭く崩壊しかけているところもあり歩きにくかった。数回の徒渉を交えながら下り、奥橋のところで林道に出る。

<コースタイム>
08:40駐車場所→09:00奥亀井谷橋、入渓→11:54 F7下→ 12:51F7上 →13:20標高1020m付近13:48→13:53登山道→14:25奥亀井谷橋→14:43駐車場所

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