冬合宿下見 塩見岳


松林

9月16日(金・夜)~18日(日) 係:松林
参加者:横山、吉村、三谷、川本
<行動記録>
台風16号の接近は予想よりも遅れていたが、行程に重要な18日は、台風が湿った空気を秋雨前線にぶつけ、元台風14号の低気圧が秋雨前線に沿って東進するため、雨が降りやすい天気になる。という予報が出ていた。どのくらい天気が悪くなるのかが分からず、出発直前の夕方まで待って予報を見てみると、どうやら荒れ模様になるらしい。気分も下がり気味になったが、行けるところまで行ってみる。という意志を貫くことにした。

16日夜に吉村号でメンバーをピックアップしながら広島を出発。仮眠は吉備SA。翌朝5:00に再出発し、山陽→中国→名神→中央道を通って松川ICから一般道へ。天竜川を渡って小渋川沿いを進んで大鹿村に入り、急傾斜地の集落から鳥倉林道に入る。冬期ゲートを通過してまたしばらく進み、夏期ゲート前の駐車場に車を停める。
曇り空でさほど暑さも感じない中、林道を歩き、林道終点の登山口から入山する。カラマツの林に下草が繁り、木には鹿の食害を防ぐテープが巻かれている。花の時期は過ぎており、形が特徴的なバイケイソウだけが判別できる。
豊口山の鞍部で休憩を取り、尾根を越して北斜面のトラバース道に入る。川本くんに「尾根に道が付いていないのはなんでなのか?」と聞かれ、「分からん」と答えたが、彼が自分と同じことを考えるようになっていることに喜ばしく感じた。途中の水場で休みながら一人ずつ水汲みをしていると、下山中の男性といろいろ話ができ、冬期のルートの様子を聞くことができた。
三伏峠小屋に着き、少し下ったところにあるテント場でテントを張る。整地は不要。山行中にこんなテント場に泊まるのも久々だ。夕食は吉村さんが用意してくれたキムチ鍋だったが、係は獅子唐への耐性が無く、舌が痛苦しかった。翌日の天気予報は前日の予報とさほど変わらなかったが、雨が強いのが9~12時ごろということが分かった。

早出の場合に備えて就寝し、翌3時頃に起きるが、既に雨が降り始めており、再び寝に入る。5時過ぎに朝食のために起きて麺類を食べ、方針を下山に決めて、三度寝。そして横山さんの「今なら雨が止んどるけー、テントが畳める。」という一声で皆が動き始め、テントを撤収して下山にかかった。下山中は小雨、霧雨程度で不快というほどでもなく、駐車場に着いて荷物を片付ける際に雨が降っていなかったのは幸運だった。
林道を麓まで下って温泉に浸かった後、中央構造線博物館に寄り、学芸員の方に「瀬戸内海から土佐沖までを分ける4つの岩帯が大鹿村に集まっている」ということや、日本列島の成り立ち等について詳しく話を聞くことができた。それから村内の道の駅で鹿肉入りのカレーを食べ、松川町でリンゴを買い、時折雨が激しくなる中、高速道路で広島まで帰った。
<コースタイム>
9月17日
鳥倉駐車場(12:30)⇒鳥倉登山口(13:06)⇒標高2170m(14:10)⇒三伏峠(16:10)
9月18日
三伏峠(7:50)⇒鳥倉登山口(9:43)⇒鳥倉駐車場(10:10)

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