個人山行 天応烏帽子岩山ジャンダルム右岩稜


三谷

月日:2017年4 月15 日(土)  (係)三谷
参加者:吉村、松林、川本
天応のジャンダルム右岩稜を登った。烏帽子岩山のアイゼン尾根を登っているときに右手に見える岩尾根である。
出発しようとしたところ、大粒の雨が降ってくる。墓場駐車場で30 分程待機する。今日は大気が不安定で、晴れ間から突然黒い雷雲が近づき、各地で激しい雨をもたらしていた。雨が上がったので、行動を開始する。まずは、取り付きまでを草刈りをしながら登り、岩が乾くのを待つ。アイゼン尾根最初の岩峰のバンドをトラバースし、取り付きに向かう。前回草刈りを行ったが、すでにイバラがはびこっている。
松林-三谷、川本-吉村の構成で同じルートに取り付く。1 ピッチ目はすっきりしたスラブから凹角に入っていく。3 年前に残置したハーケンが見える。2 ピッチ目のテラスから正面の濡れたフェースを登る。ここは階段状とは言え、ほとんど支点が取れなかった。3 ピッチ目は凹角状のフェースからリッジを登り、テラスに出る。岩がもろい箇所があ
り、また、クラックやリスが少ないので支点が取りづらい。かといって、沢を迂回すると面白味に欠けてしまう。4 ピッチ目はほぼ歩きで登山道に抜けた。
登ってみたら、実質3 ピッチ程度と、クライミングとしてはあっけなかったが、3 年目の課題(2 回目が今回になった)を片付けることができた。さらに隣にも岩稜が見えていたので、登ってみたら良い。
岩稜に上がると尾根歩きになってしまうので、フランケを登った方が充実すると思う。
黒い雷雲が近づいて来たので急いで下山する。
下山後、おじさん二人は坂ベイサイドで久保会長と合流して、快適なキャンピングカーでザイル祭前夜祭を楽しんだ。