個人山行:岳山から窓ヶ山に薮漕ぎ縦走


亀井且博

2020年1月20日(月)曇り時々晴れ
参加者:亀井、亀井妻
岳山(広島市)に千年杉を見に行く予定で国土地理院の地図を眺めていたら、途中で県道と林道を一回づつ横切るけれど、岳山から南西に伸びて窓ヶ山に縦走できそうな顕著な尾根を見つけた。地理院地図に点線の山道は記載されていないけれど、尾根だから踏み跡道はあるだろう。と言うことにして縦走に出かけた。岳山までは登山者も多く登山道が良く整備されていたけど、頂上からの尾根の道は地図と磁石が必須の道だった。昔はそれなりの尾根道だったのだろうが、今では歩く人も少ないようで、道は荒れていて、ところどころ判然としない箇所がある薮の状況だった。
<行動記録>
広島自動車沿いの境原登山口から千年杉を経由して岳山に登る。天気予報は晴れだったが、湿度が高いのか霞んで景色はあまり良くない。頂上で写真を撮って縦走を開始する。一旦、姫路峠に下り、そこからは緩やかに636.8m三角点ピーク(頂上に大谷山の標識あり)に登り直す。大谷山頂上から誰もいないと思って尾根道を薮漕ぎしていたら、しばらく下った場所で道を整備している伴西の地元の人に出会った。誰もいないと思っていたのでいきなり人が現れた時には熊かとびっくりした。相手も相当驚いていたようだ。しばらく話をしたが一人で道を整備しているとの事。ご苦労様です。その場所からは尾根道は整備されていて随分と歩き易くなった。そのうち全コースが整備され歩き易くなるかもしれない。それからも忠実に尾根を辿り伴西から戸山に越える桜ケ峠に下り着いた。峠で遅い昼食とし、峠で県道を横切り、647.0m三角点ピークに取り付いた。取り付きからほんの少しだけ伐採されていたけど、すぐに薮になり、道は全く不明となって猛烈な薮漕ぎを強いられた。心がめげそうになって引き返そうかとも思ったが意地になって薮を漕ぎ、なんとか稜線まで登り着くと踏み跡が見え始め、歩き易くなった。647.0mピークは三角点はあるものの山名表示標識はなく、ほとんど登山者は登ってきていないようである。ピークからも尾根を忠実に辿って603mピークを越えて伴西から白川に続く林道に下った。林道を少し歩き谷沿いの道を窓ヶ山に登り直した。東峰と西峰のコルに登り着いたが最後の急坂は短いけど結構きつかった。窓ヶ山西峰で長かった縦走を思い出しながら景色を眺めて、いつもの急登を魚切に下った。このコースは岳山と窓ヶ山を除けば特徴的なピークもなく、特に景色が良い尾根でもなく、何の変哲もない尾根道だったけど、深山の中を歩いているような静かなワイルドな山歩ができて何となく充実感があった。歩行距離:12.7Km
<コースタイム>
境原登山口8:30~8:45千年杉~9:30岳山頂上9:40~10:00姫路峠~11:30大谷山~13:00桜ケ峠13:30~14:30 647.0m三角点~15:10林道~15:40窓ヶ山西峰15:50~16:30魚切

<コース図>

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