個人山行 西種子川 5月16日~18日


三谷 和臣

<参加者>大前、中島、柳原、三谷
<行動記録>
 赤石山系・西種子川は日本百名谷に選ばれており、その期待を裏切らないすばらしい沢であった。
 学生の時初めて行った沢で滑落したことがトラウマとなって、どうも沢登りには抵抗があった。しかし、今回大前さんの熱心なお誘いに、思い切って参加することにした。
 5/16 19:30廿日市駅に集合し、一台に乗り換えて一路新居浜へ。初めてのしまなみ街道であったが、夜と言うこともあり大きな橋を渡っている以外は特に感動もなかった。直通していないので料金所の多さにあきれる。山根公園を目指すが、コンビニ店員の説明が解りづらいのか、私たちの注意力が足りないのかなかなかたどり着くことができなかった。23:00頃やっと到着し、駐車場に2張りのテントを張り宴会を始める。
 5/17 朝早くから、掃除のおじさんや散歩の住民に起こされる。共同装備を分担し、7:30山根公園を出発する。すぐに西種子川に伸びる林道へ入る。吸い込まれそうな深い谷に付けられた林道でぐんぐん上がっていく。別荘地を過ぎて暫くすると、窓の滝3kmの標識、さらに進んで魔戸の滝の案内板のところで車を止める。
 沢スタイルに身を固めていると、突然、大前さんが慌てている様子である。沢靴がないらしい。我々もその瞬間色々な考えが巡るが、沢道具一式の入った袋がすぐ脇に置いてあり、みんな一安心。気を取り直して沢に取り付く(9:00)。沢には行ってすぐに立派な滝が現れる。これが、窓(魔戸)の滝である。最初から登れないのが解っているので、高巻きの道を探す。踏み跡に沿って高巻くと、登山道に出、しばらく登山道を歩く。ぐんぐん高度が上がるが、道の下は断崖となっており一向に下降地点が見つからない。沢もどんどん離れていく。これはおかしいと思ったが、後の祭りである。引き返す気にもなれず、植林手前より急な斜面を下る。沢足袋など色々な落とし物があり、下降の形跡がある。いくつかの滝を見逃したのは残念であるが、そう思ったのはその時だけで、この後飽きるほど滝が現れる。
 滝、滝、滝の連続で、直登、へつり、高巻きと休む間もない。それもそのはず、標高差1

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