例会山行 恐羅漢山 7月6日


吉岡

<参加者>吉岡/石田/山田(昌)/久保(京)/久保(信)/大前/尾添/三谷/蒲田/田房
<行動記録>
 夏合宿まであと1ヶ月あまりとなり、そろそろ荷担トレの時期なので恐羅漢山の小屋まで歩いていくことにした。歩きのメンバーは三谷さん・蒲田さん・田房。田房の仕事の都合で広島を出たのが11時ごろとなり、三段峡駅には1時過ぎの到着となった。柴木川沿いの駐車場を1時30頃にカッパを着て出発。駅の前の車道を登って内黒山登山道入り口へ。以前は赤テープで印が付けてあったのが今回は見あたらず、「確かここのはず・・。」と山道へ入っていく。最初の50m位は平坦だがすぐ急な登りになる。雨は止んだものの、湿度が非常に高く30分程度上がって斜度が緩くなったところで小休止。とにかく蒸すのでカッパを脱ぐ。蒲田さんはそうとう荷物を背負っているみたいで多量の汗をかかれている。順調に登って1時間半ほどで急な登りは終わって林道にぶつかる。内黒山へ向ってゆるやかな山道を登る。風も出てきて少しは快適になったものの、やっぱり蒸し暑い。内黒山山頂を通過し峠で休もうと下っていると蒲田さんの足がつってしまったので1本立てる。かなり荷物を背負っていたので足に無理がきたようだ。5分も下ると峠に出た。十方登山道を途中から二軒小屋に下りるコースをとるはずだったが,少し登ると蒲田さんの足はまた悲鳴を上げてしまう。途中で歩けなくなっても困るので、コースを変更し車道沿いに小屋を目指すことにする。下るばかりなので、ここまでずるをして荷の少なかった私と、北アルプスの登攀を目指す三谷さんはもう少し重量を増やして歩くことに。車道は風が通って心地よく,荷物も気にならない。話をしながらぼーっと歩いていると二軒小屋に。駐車場の所から登りになるので,少し休んで気合いを入れる。登り始めるといよいよボッカの気分になった。途中,三谷さんに置いてけぼりにされながら,ぐっと我慢をして30分。小屋に着いたときはかなり嬉しかった(だってビールが飲める!)。小屋到着は6時半頃だった。
小屋には吉岡さん・久保さん・石田さんがいらっしゃった。今回の目的である風通し作業はすでにおこなわれており,小屋の中をさわやかな高原の風が通り抜けていて気持ちよかった。石田さんは水場の点検をされたとのこと。駐車場横のログハウスにはシャワーがあるらしく,3分100円なので行ってみることにする。よくある海水浴場のシャワーで,なかなか快適だった。みなさん,これからは小屋でシャワーが浴びれますよ!それから宴会。炭火をおこしてボッカした野菜や肉を焼いて食べる。結構美味しい。9時頃までに久保(信)さん,大前さん,山田さんも参戦し,いつものマジックノブショーではなくって,山の歌盛りだくさん,ヨーデルと不思議な踊りもついているノブリサイタル(バックコーラスオオマエ付き)が開催され,いつも以上に盛り上がる。あらゆるお酒が飲み尽くされ,結局2時ごろまでほとんどの人が頑張っていた。山田さんと久保じゅうさんは4時近くまで語られたらしい。
朝は朝で,気付けば8時まで寝ていた。のんびり朝ご飯を食べたり,吉岡さんの米国製GPSを見せてもらったりしてゆっくり過ごす。三谷さんは宴会場のビニールカーテンを設置した。その後ゴミを燃やすついでに入れ替えた古いドアをぶち破ってのたき火が始まる。ハンマーによるドアの破壊作業は三谷さん・蒲田さんが。恨み(誰に対する?)がこもった力強い振りでドアは見事に壊れていった。ストレス解消になったでしょうね。
多くの方々の「車で帰れやー」という甘いお誘いは聞こえないふりをして,三段峡まで歩いて帰る。最初は恐羅漢~夏焼~砥石郷~田代~柴木を考えていたが,前日の宴会もたたり,高度障害も少しでていたので,恐羅漢をまわるのを止めて11時頃に夏焼峠を目指して出発。大前さんは夏焼まで,朝いらっしゃった尾添さんとは砥石郷山まで一緒に歩いた。砥石郷山までの急な登りは前回来たときより短く感じた。だんだん雨もひどくなり,田代への下りは最悪。田房は3回くらい豪快に滑って転んでドロドロに。三谷さんはなぜこけないのだろう?不思議だ。下りきってしまうと後は傘をさして平坦な歩き。待っていたかのような土砂降りにあいながら,とにかく三段峡を2時間で下ろうと頑張って歩いた。荷物も減っていたので快適に歩くことができたが目標時間には下りられずに5時前に到着した。豪快な三段峡を横に見ながら,緩やかなアップダウンのあるこのコースは雨の中でも十分楽しめた。筒賀のお風呂で大前さんと再会し,ゆっくりして広島へ戻った。
合宿などを考えるともっと負荷をかけて歩くべきだったかもしれない。しかし,今回は雨の中で,適当な荷を背負い快適なペースで歩けたので,別の意味で良いトレーニングになったと思う。皆さん,本当にお疲れさまでした。(記:田房)

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