スキー登山 in 北海道


吉岡 好英

参加者:石田、吉岡、宮本(博)、竹本
年末年始、十勝岳周辺でスキー登山を楽しんできました。
12月30日 広島空港から新千歳空港へひとッ飛び。空港では東京から先に到着した宮本君の出迎えをうけ、レンタカーで道央道を走り、旭川鷹栖を経由して上富良野へ。さらに十勝岳温泉へと向かう。途中、事故の影響で時間がかかり、21時頃、これからのベースとなる宿、“バーデンかみふらの”に到着。遅い夕食の後、温泉に浸かり長旅の疲れを癒す。
12月31日 今日は足慣らしのため、三段山へ向かう。石田さんに稜雲閣まで車で送ってもらい、駐車場でスキーにシールを付けて出発。広島では味わうことができないパウダースノーだ。三段山・崖尾根へ向かうが稜線に出られるところは一ヶ所だけ。新雪の急斜面をトラバース気味に登り、やっと稜線に出る。雪不足の尾根は這い松が何とか雪に覆われている感じ。これでは滑ることはできない。天気はガス気味で、視界がきかなくなる前に白銀荘へ下りたい。三段山手前から下りにかかる。樹林帯手前のピークからは少しブッシュ帯があるがこれも雪不足のせいか?樹林帯はパウダーで気持ちよく滑ることができる。白銀荘の駐車場には石田さんが待っておられた。
1月1日 今日も宿の窓から見える富良野岳・北尾根はガスでボンヤリだ。今日も白銀荘まで石田さんに送っていただく。シールを付け、十勝岳に向かう。5分くらい歩くと富良野川の河岸に着く。二人の登山者はこの天気では十勝岳は無理なので、引き返すという。我々はとりあえず十勝岳避難小屋を目指す。先ほどの河岸からはトレースもない。時おり青空が見えたが、結局ひどいときはホワイトアウトになる。なんとか避難小屋に着くが、これ以上無理はせず、引き返すことにする。帰りはそれぞれが離れないよう注意しながらシールを付けたままユックリと滑り降りる。時々、火山岩でスキーがいやな音をたてる。白銀荘に着いたときはガスがいっそう濃くなっていた。石田さんの出迎えを受ける。
1月2日 今日はガスが一層濃い。地元の山スキーヤーだろうか、準備をしている。我々も後を追うように富良野岳に向かう。宿から少し下り、堰堤のところを靴の中に水が入らないよう注意しながら渡る。北尾根を少し登り、ジャイアント尾根に取り付く。トレースがあるので心強いが、トレースがないと初めてのものには分からないだろう。樹林帯を抜けると開けた緩斜面に出る。どこを滑り降りるのか分からない。しばらく登っているとガスの中から滑り降りてくる人影が見えた。さっそく滑降の準備をして、パウダースノーの斜面に入り込む。楽し~、全く雪の抵抗がない。ジャイアント尾根の斜面からベベルイ川沿いに下りて、再び北尾根に取り付き、来た道を滑り降りた。
1月3日 十勝岳温泉を後に、富良野から国道38号線経由で滝川に出て札幌に帰る。サッポロビール園で打ち上げの後、今日の便で帰る宮本君を新千歳まで送る。
1月4日 15時10分のANA便で広島へ。
 

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