クライミング講習(天応):宙吊りからの脱出


横山

<月日>10月28日(日)
<参加者>中島、高田、宮重直、池野、赤井
今回の講習会は、当初、三倉岳で実施する予定であったが、係の勤務ローテが変更となったため、急きょ日曜日の朝から天応で行うことになった。
テーマは、「宙吊りからの脱出」である。
8:30墓場駐車場へ集まったのは、高田、池野、中島と係の4名である。
早速、滑岩へと移動し講習会の準備に取り掛かる。
その頃宮重さんが到着する。
前座でフリクションノットを十分練習し、最初にぶら下ったのは高田さんであった。
宙吊りというからには、クライマーの体が完全に宙に浮いている状態にしなければならず、結局人工登攀で使った、例の前傾壁(高さ4m)を利用することにした。
宙吊りといっても、クライマーはギャラリーの目線の高さにあるものだから、臨場感に欠ける反面、指導はし易いという利点がある。さらに、一連の作業が全員で監視できるよう、クライマーのハーネスを引き、見学する皆の方へ前側が向くように回転させてやる。
ああでもない、こうでもないと試行錯誤で遂にクリアー。約30分の奮闘であった。
次は当然ガリーさんである。前例を見ていたわりには遅々として上昇できないのであるが、なんといなくクリアーしたことにしよう。
3番手、4番手と体験の順番が後になるほど要領よくできるものであり、赤井さんなどは、「フリクションノットよりタイブロックの方が簡単よ。」などと順調に高度を稼いでいる。
最終的には、ザックを背負っての体験となったが、
ねこしさんこと、中島さんは、ウンニャーゴロといいながら、頑張る姿が猫招きなのだ。
一応全員が空荷で体験した後、次はザックを背負ってのチャレンジとなった。
ここでのポイントは、早いタイミングで、ザックの荷重を吊り下がったロープの真下に移動することにある。それでも、ねこしさんは背負ったまま脱出トレーニングをするのだが、これは約5分でギブアップ。しんどいよねー・・・・・・。
全カリキュラムの終了は、結局13時となってしまった。午後の部に移る前に、ここで一応中締めとし昼食の宴とした。
 昼食の後は、15時から所用で早引きした池野さんを除き、残る5人は2パーティに別れ滑岩を登り、16:40終了となる。
 今回の練習した脱出技術をほんとうに使う事態に遭遇しないよう祈ってます。

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