クライミング技術講習会5 天応マルチ


元廣

11月4日(日)
参加者:久保(信)、宮重(直)、川崎、平本、徳永、兼森、島本、桑田

当初、8:30集合としていたが、墓場が駐禁となったので、車組が呉ポーから30分程歩くことを配慮して、9時集合に変更した。はずだったが、車組は8:30に到着していたとか…伝わってなかったのね。 幸い、田内名誉会長がいつもの散歩(?)にいらっしゃって、JR組が9時ぴったんこに着く頃には、話の花が咲いていたのであった。

本日は、マルチピッチの基礎訓練というお題目。なめら岩取付きで、まず平本・徳永の一期生コンビにリード&フォローのシミュレーションをやってもらう。あたふたもなくなり、スムーズにこなせるようになったもんだ。島本・桑田、新人2名からの質疑をはさみつつ、現時点における定型を皆で確認し合った。
今回、係が最も伝えたかったのは、フリーとアルパインの違い・各種支点の特性など、つまり外岩(という呼び方もどうかとは思うが)クライミングとは自己責任で楽しむ危険な遊びですよ、というしごく当たり前なことである。係のようなへたれクライマー志願でも、岩場で見聞きするあれこれにいろいろ感じることがあり、あらゆる状況に応じて臨機応変に、安全に、などなど…しつこくしゃべリ過ぎた。身体も冷えてきたので、3パーティに分かれ、実際に登って、確認してみることに。

川﨑L~兼森F:第一ポピュラー、銀座尾根、なめら岩ダイレクト
ダイレクトは、グレードはやさしい(5.7)が中間部がモーレツにランナウトする実に天応らしいルートである。川﨑さんの雄叫びが、、RPやったね!

徳永L~島本・宮重(直)F:銀座尾根、第一ポピュラー
銀座尾根からなかなか下りてこないなと思っていたら、ルートファインディングに手間取ったようだ。フリーでは支点に導かれて登りますが、本チャンでは支点が全くなかったり、逆にありすぎたり、様々なので、経験を積んでね。一か八かではなく、慎重に確認しながら登っていく姿勢はよいと思いました。

平本L~桑田・元廣F:第一ポピュラー、ホワイトコンドル
係の落ち度で、ダブルロープが1本足りず。平本さんにシングル&ダブルの組合せでリードさせてしまった。当然、ルベルソではシングル径太くて無理。折り返し~ATCでセカンドビレイしてもらったが、当然重たい。申し訳ない(でも貴重な体験ができて、よかった、ことはないか…)

マルチ初リード&フォローのメンバーが多く、時間がかかり、登った本数は少ないですが、各人成果があったのでは。懸垂下降の基礎も予定していましたが、時間切れでした。またやろう。17時、墓場駐車場で解散としました。終りの挨拶で、直子さんが「皆の成長を実感しました。昨年1年間クラ技をやった甲斐がありました」と言ってはりましたが、食事もそこそこに休む暇があったら、1本でも多く登りたいという貪欲さが皆に芽生えてきた様子。なんかええ感じ。

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