縦断・宮島(厳島)


吉岡 好英

9月30日
<参加者>大前、金本、小泓
 今まで岩船岳に行ったことがないので、行ってみることにする。ただ、普通に桟橋から行っても面白くないので、西端(長浦)から東端(包ヶ浦)への縦走の計画を立てる。オジサン達に声を掛けると乗ってきた。
地御前港に7:20集合。7:30出航。漁船で長浦まで約45分。砂浜に乗り付けて飛び降り、船は返す。地図には道は載っているが、分かりづらい。左方向の突端の付け根を目指すと、登山道らしき踏み跡がある。しばらくは踏み跡はあるが、しだいにシダで覆われてくる。それでもこの方向だろうと見当をつけて歩くと、何となく道らしいところに出る。シダを掻き分けて歩くのはまるでラッセルをしているような感覚になる。P230くらいまで上がると、いくらかは歩きやすくなる。とつぜん目の前にコンクリートで造られた建物が現れる。どうやら戦争の遺物らしく、砲台(高射砲?)跡らしい。海軍省の石柱もあるので間違いないだろう。この建物の他に炊事場らしき跡なども残っている。尾根を忠実に辿っていくとP364を越え、岩船岳に着く。弥山方面から登山者が5,6名やってくる。少し早いがここで昼食とする。このグループより先に出発するが、大川越(青海苔越)を少し過ぎたあたりで誰かさんを待っていると、追いつかれる。先頭の女性に「手前で一人、悶え苦しんでおられますよ」と言われる。さらに「塩をなめさせてあげたので、歩けるようになりますよ」だと。少し前にコールすると笛の音が返ってきたので、てっきり付いて来ているものと思っていたのだが。迎えに行ったKoさんと一緒に姿を現す。一言「昨夜の酒のたたりじゃろー?」 ここから少しペースを落とし歩く。登山道から多々良から奥ノ院への林道にでる。舗装された道路を奥ノ院へと歩き、弥山登山の標識どおりに進んでいく。林道終点からはモノレールが設置されている。どおやら登山道・大聖院コースの災害補修工事のためらしい。モノレールは仁王門を越えて、登山道をさらに下りていた。ここ仁王門からは歩きなれた道だ。弥山頂上はパスして三鬼さん(求聞寺堂)へ。火災で焼けた消えずの火の建物は再建されていた。しし岩の駅に立ち寄り、先ほど拾ったデジカメを届けておく。右にロープウェイを見ながらかやたに駅へ。ここは素通りで先を急ぐ。右下に包ヶ浦が見え出すが、舗装された道路は歩きたくないという意見が多く、この尾根を進んで、博奕尾を越えて桟橋へと下る。

地御前港(7:30)~(8:15)長浦(8:20)- –(9:40)P230—(10:50)P364—(11:18)岩船岳(12:00)—(12:40)大川越(12:43)— (13:08)P351—(14:24)多々良林道—(14:44)奥ノ院入り口—(15:14)仁王門(15:20)—(15:30) 三鬼さん(求聞寺堂)—(15:47)ししいわ駅(15:57)—(16:09)かやたに駅—(17:16)桟橋
全行程:14.379km

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