春合宿プレ・大山槍ヶ峰


松林

3月13日 係:松林
参加者:吉村(光)、三谷、川本
<行動記録>
 一週間前の高温状態から通常の寒さが戻り、水曜~金曜日にかけて大山寺で10cm弱の降雪があった。それから土曜日は晴れ、山行当日は曇り後夕方から雨。というコンディションの下、大山へ向かった。
 土曜日の18時ごろ三次で合流の予定としていたが、朝移動時と同じような所要時間にはならず、30分ずれた。夕方は広島市内の通過が大変なようだ。県境を越え、お馴染みとなりつつある前夜泊地に着き、吉村さんに準備していただいた料理で宴会を行う。翌朝が早いので早めに締めとした。

 5時半前に奥大山スキー場の駐車場に着くが、頭が眠いのでしばらく仮眠する。ゆっくり支度をして、環状道路のゲートの脇から歩き始める。道路上の積雪量は少なく3~5cm程度で、トレースもあり歩く抵抗にはならない。健康の森登山口を通過し、鍵掛峠で尾根の上部を遠望する。今回登る尾根は、槍ヶ峰の南約150m地点で主稜線から派生し、文殊越、鍵掛峠へと続いている尾根だ。三谷さんが大前さんと10年くらい前に登り、大前さんが「文殊尾根」と命名したらしい。さらに地形的な話をすれば、この尾根は鍵掛峠の東から支尾根が派生しており(広義にはこちらの尾根のほうが長く大きいので、鍵掛峠側の尾根が支尾根となる)、江尾のR482分かれ、踏切のあるところまで続いている。
 健康の森登山口に戻って入山し、トレースを利用しながら進む。それから鳥越峠へ向かうトレースを分けて左のトレースを辿り、文殊越へ向かう。標高を見ながら「もうそろそろだ」とは意識していたが、トレースを辿り過ぎて文殊越へ曲がるところを50mほど過ぎてしまった。尾根の側面を直登し、尾根に乗る。
 尾根上でもラッセルはほとんど不要だが、ところどころでブッシュを避ける必要がある。アイゼンを装着していると、駐車場で会った50~60代の単独の男性が追い付いてきた。真庭市に在住で、しょっちゅう大山に来ているらしい。以降、この男性と前後しながら進む。
 広葉樹の樹林帯を抜けると、目の前に草地の斜面と急峻な3本のリッジが見える。我々の立っている主尾根は途中で切れ落ちていて、その先のブッシュ帯の手前が急な土壁になっているので行き詰まりそうだ。主尾根の左に浸食のあまり無い斜面を挟んで“中央リッジ”があり、その左(奥)に切れ落ちたところから下まで抉られたルンゼを挟み、“藪リッジ”が上部に繋がっている。ここは、主尾根と中央リッジの間を登って少し標高を稼ぎ、中央リッジから左のルンゼに入り、20mほど登って雪の繋がっていたところから藪リッジに乗る。藪リッジは安全だが、灌木が生い茂っているため進み難い。左手に灌木の少ない斜面を見つけ、そこへ逃げ込んで標高を上げる。
 主尾根に戻り、ナイフリッジの崩壊箇所を抜けていくらか進むと主稜線に合流する。右下を見るとギザギザの尾根。これが縦走路なのか?と疑問に思うほどである。
 休憩後、槍ヶ峰へ向けて再出発する。30分くらいで着くと思っていたが、けっこうやねこい。岩峰を尾根通しで行こうとしていたので、後ろから呼び止められ、左から巻く。左側は西面で雪の付着が多く、その先の槍ピークも左巻きで、雪の処理が大変だった。巻きが終わって鞍部に乗り、少し進んだら槍ヶ峰の本峰に到着する。
 計画では「天狗ヶ峰を経由して東尾根を下降、駒鳥小屋→鳥越峠→健康の森登山口」の予定だったが、槍ヶ峰の通過時刻のリミットを過ぎており、三ノ沢を下降することにした。大河ドラマをリアルタイムで見るために早く帰らなければならない。というのは補助的な理由だ。
 途中で左巻きしたところからルンゼを下り、一気に標高を下げる。沢の中をそのまま下るのも選択肢の一つだが、やはり尾根のほうが安心するので、左手の斜面をトラバースして尾根に乗る。三ノ沢奥左岸稜とでも言うべきか。3年前に三谷さんに連れられて登った尾根だった。尾根の末端が近付いて三ノ沢に戻り、堰堤を避けながら環状道路へと歩く。予想よりも空は晴れ気味で、ポカポカと春の陽気が感じられた。
<コースタイム>
6:35 奥大山スキー場P → 6:55 健康の森登山口 → 鍵掛峠 → 7:18健康の森登山口 → 8:10 文殊越上部 → 10:15 主稜線に合流 → 11:20 槍ヶ峰 → 13:00 環状道路三ノ沢口 → 13:50奥大山スキー場P

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