三倉クライミング


元廣

2017年3月26日(日) (係)元廣
参加者:横山、島本

予報では、曇り時々雨・降水確率50%ということで、歩き山行(岩国の白滝山)の代案を準備していた。当日朝、昨夜は降らず、夕方までもちそう、計画通り三倉に向かう。栗谷小学校前の直売所でこんにゃくを買う。らっきょがなくて残念だが、今夜は酢味噌でサシコンしよう。

とりあえず岩の具合を見てから、どこを登るか決めようと、Bコースを上がる。よく乾いている。しかも薄日までさしてきた。悪くないコンディションである。係のわがままで「上の岳右ルート」を登らせてもらうことにした。係は、8年前にグランドフォールをきっした苦い思い出がある因縁のルートである。青白ハングあたりで、荷をおろし、準備して、上の岳正面に回り込む。
1P目は、草付混じりの岩場を右トラバースしていくのだが、5.5と易しいせいか支点がない。途中までカムも使えないし、けっこう怖かった記憶がある。じっと見ていた横山さんが「こりゃ危ない」と正規取付きを越えて、1P目真ん中位のしっかりした立木までするすると歩いて上がってしまった。「ここからスタート(笑)」10:20登攀開始、L:元/F:横・島。易しい右トラバース、カムが使える。すぐに、2P目取付きに。2P目の核心は薄かぶりでボルダチック、10a。前回、ここでグランドしたのか…。今回はそこまでやるかのカムかためどりと、スリングを出してA1と、情けないが安全に登りました。3P目、10a、このルートの核心ピッチらしいが、前回私は上部で、正規ルートである右上(ひさし)クラックを登らず、左のルンゼを登ってしまった。今回こそはと、思っていたのですが…。出だしがどスラブ、1ピン目から、左に回り込んで2ピン目をとるまでが遠い、けっこうしびれた。2ピン目からは直上して、右上クラックに入るのが正規ルートだが、右に行かねばの思い込みが強すぎて、右トラバースして、チムニーに入ってしまった。3m位か、フリーで越えられるはずはないので、カムでA1大会する。四苦八苦とはこのことか、心折れそうになったが、さすがにカムの残置はできん、やっとの思いで登った。高度が上がると、右上クラックが左上に現れた。ありゃ、また間違えた。右上クラックから3m右にある終了点で支点を作り、上がってもらう。トポを確認すると、「前途洋々、2P目、10b」であった。道理で難しいはずや。
空の色が黒くなり、風が強くなってきた。長いこと待たせてしまい、お二人は冷えたようで「寒い」を連発。いや、申し訳ない。右上クラックに未練はあるが、無理して登れば、ロープが屈曲してしまう。あきらめて、またの機会とした。4~6P目、5.3/5.5/3rd、木登りとなるいスラブ登り。14:15、上の岳山頂。雨がポツポツと降り始める。即下山。駐車場そばの炊事棟で、遅いランチを食していると、雨が本降りとなった。

8年前のフォールは、運よく大事に至らなかったのだが、思い出すと今でも妙な心持ちとなる。今回再登してみて、少し気持ちの整理ができたような気がしないでもない。寒空の中、お付合い頂いたお二人に感謝したい。次回はぜひリードしてください。ビレイしますよ。

Print this pageEmail this to someoneShare on FacebookShare on Google+