スキー登山の勧め


吉岡 好英

 今年の正月、槍平へフリートレックを持参し、稜線から滑り降りる予定であったが、やはり歳には勝てず?テントに残して、頂上までの往復となってしまった。帰路は、槍平から白出の出合まではアップダウンがあるので、ザックの横に付け下りる羽目となった。しかし白出の出合からは林道のトレースに立つだけで自然に滑り出し、快適であった。下りにはスキーを利用すると早く麓まで下りることができる。ちなみに白出の出合から新穂高まで30分くらいしかかからないのである。安全登山を勧める上からも、場合によってはスキーを利用することを、もっと考えてはどうだろうか?大正時代の登山の形態を見ると、結構スキーを利用しているのである。学生の頃、冬の大山には元谷までスキーを持って入り、下山時には滑って下りたものである。
最近、広島山岳会の会員の間ではフリートレックを購入(16名所有)し、スキー登山を楽しんでいる。今シーズン、大山、比婆山、臥龍山、恐羅漢山でスキー登山をしてきたが上りにしても、ワカンに比べ時間短縮が図られることが証明されている。当然、下りになると大幅な時間短縮ができる。(ある程度の経験が必要だが)
広島の山のようにブッシュの中を滑るのはフリートレックが面白い。長い板だと木々に引っ掛けていたが、これだと狭い間隔を選んで滑るほどである。昨年の春、立山(雄山)の山崎カールを頂上から滑り降りたが、アッという間に雷鳥沢のテン場まで滑り降りることができた。
せっかくフリートレックを持っているのだから、もっと利用しない手はない。来シーズンは大いにスキー登山をしましょう。
あのスキー嫌い?だったNさんが恐羅漢でスキーの秘密練習をし、ついに3月30日フリートレックデビューし、キャンプ場の木々の間を滑り降り、牛小屋谷の池まで上手に滑り降り、帰りはシールお世話になりました。「こんなに面白いとは思うとらんかった」そうな。スキー登山にはまりそうです。

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