クラ技(窓ヶ山)


松林

2020年5月10日(日)
参加者:吉村、上田、西村、田中(剛)、堀田(入会心得)
<行動記録>
近年よく雨にぶつかるが、この日も雨のち曇り予報。岩場でもやりたいことはあったが、ロープワークなら東屋でできるのが救いどころ。東屋内は暗く全てが見えにくかったが、張り出した梁にロープを掛けて庇の下に出ると明度が全然違うので、何とか実行できた。
緊急事態宣言中だった(広島ではGW中に比べると緩和傾向にはあったが)ため、マスクをして3蜜を避けて行った。
まずは簡単なロープワークから始める。クローブヒッチとムンターヒッチ。片手で捻るか、両手で輪っかを作って重ねるor向かい合わせにするか。どんな結び方でも結び目を作った後に結び目が想定どおりか、締まっているか、制動等が効いているか、確認する必要がある(クローブヒッチとムンターヒッチでは結びを間違えて逆になることがある)。
次にフリクションヒッチ。プルージック、マッシャー、クレムヘイストの3種類を、使う場面も説明しながら覚えてもらう。マッシャーは形を作るのに時間がかかるので不評だった(確かに綺麗な形を作るには時間が掛かるので係も普段使っていない)。
続いて、ミュールノット、バタフライノット、ブーリンノット。インラインエイトノット。ときどき出番があるので覚えておいてほしい。
昼休憩を挟んだ後、沢登りで頻度の高い、フィックスロープのシステムと通過方法を説明し、実行してもらう。中間支点の通過時にノービレイ状態にならないよう注意してほしい。

次は難易度が急に上がるが、リードビレイの際の自己脱出法を行う。以前は難しいイメージがあったが、一つ一つ理由を整理しながら頭に入れておくと思い出せる。ビレイ器の下でのワンターンをどうするか?で、あーでもない、こうでもないと試行錯誤したが、結論は、ワンターンできていればOKと思います。
次に、岩場の終了支点(シングルロープシステムでの登攀の際)でのロープの掛替え。東屋だと緊張しないが、実際の岩場では緊張するはずです。ほど良い緊張感で、一つ一つ確認しながら処理ほしい。
最後にロープ登高。フリクションヒッチが徐々に滑っている人もいたので、効き目を確認しながら登ってほしい。

使わないロープワークは忘れてしまうので、定期的に復習すると良い。ただ、結び方を覚えていても使い方を忘れているとあまり意味がないです。

(文:松林)

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